秋田/編集部
ここ数年東北地区におけるアユ釣りは、台風や大雨の影響により一部河川を除きあまり芳しくない状況が続いていた。こと秋田県内においては増水や濁り水などでまともにアユ釣りのできる日が少なく、また竿出しができても以前のように数釣りが望めない日が多かった。
そんな中、岩手県盛岡市在住でGFG東北地区に加盟している佐々木淳氏が、秋田県雄物川水系の桧木内川や米代川水系の藤琴川で河川状況が今ひとつでもコンスタントに天然アユを抜き上げていた。
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直近の桧木内川の状況
令和6年8月上旬、佐々木氏と編集部は今年初となるアユ釣りにチャレンジした。
選んだ河川は秋田県雄物川水系の桧木内川。狙ったポイントは藤枝おとり店の真ん前を流れるトロと瀬がある所。
数年前までは全般的にコンスタントに釣れており、下手な編集部でも午前9時頃から午後3時頃までに30~40匹は釣れていた。
しかし3、4年前からは同時間中にツ抜け(10匹以上)するのがなかなかできない状況が続いている。そんな状況だったが他にいいポイントがなかったため、まずは様子見で竿を出すことにした。
やっぱりこの日は良くないか?
当日編集部は瀬の下からトロ場を基本的な泳がせ釣りで狙ってみた。
この時の針はがまかつ「要R」と「G-HARDてっぺん」の6.5~7号の3本針と4本針を状況に合わせ使い分け、天然アユが時折跳ねるここぞというポイントを泳がせた。
しかし、1時間経っても掛からない。徐々に下りながら探るも変化なし。
一方、佐々木氏は瀬頭から瀬の中を狙っており、時折華麗に抜きを決めている。すぐさま佐々木氏の所へ行き掛けたばかりの天然アユを貰い、もと居たポイントで泳がせた。ほどなくして1匹は掛けたものの後が続かない。
瀬釣りで怒涛の10連チャン!
その様子を見ていた佐々木氏が「こっちに来て瀬の下を狙ったらいいよ」と言い、そして「この針を使ってみて」とがまかつの「くるくるV錨」7号をくれた。
これまで編集部はチラシ針を殆ど使用したことがないため、「根掛かりするのでは?」と不安が頭をよぎったが、まずは使用することにした。
狙ったポイントは水深があまりない瀬だったが背針を掛け泳がすと、な、なんといきなり追い星色が鮮やかな天然アユが掛かり、ロッドを絞り込んだ。
この1匹を機に怒涛の10連チャンとなり、本人も「くるくるV錨」の効果にびっくり。
佐々木氏曰く、「今日はアユの追い気があまりないようで、オトリアユにまとわりつくような感じだ。こんな時、チラシ針のくるくるV錨は尻ビレからの長さがあり、かつ水中で針がくるくる回っているので天然アユがオトリアユの側に来ただけで掛かる率が高くなるんだよ」とのことだった。なるほど、V錨針恐るべし!
シーズン締めの米代川でもくるくるV!
10月初旬、佐々木氏と今度は米代川水系の藤琴川へ今年最後となるアユ釣りに出掛けた。
アユ釣りシーズン終盤のためポイントは限られたが、そこでも瀬で「くるくるV錨」針が威力を発揮し、良型アユを確実に掛けてくれた。
アユ釣りには「朝瀬、昼トロ、夕のぼり」と言う狙うポイントを示した名言がある。朝一に元気の良い天然アユゲットに瀬釣りを狙う時は、是非「くるくるV錨」針をお勧めしたい!
がまかつ「くるくるV錨2本仕掛」
根巻き糸でハリスを通す管を作ることで、針先が常に下を向き、くるくる回転するV字型イカリ針を2本採用した仕掛け。針は高い貫通力とキープ力と軽さを合わせ持つ「T1競技SP DF(キープ)」を採用。V字型のイカリがチラシ状態になっているので、釣り荒れや、低活性時の追いが弱い時に威力を発揮します。
スペック-SPEC-
6.5 / 7 / 7.5号の全3サイズ、4組入り、1,000円