【連載】わっぱが何でもブラー釣り特捜隊Web Vol.5/基本の穴釣りは奥が深い!

秋田/隊員T

前回に記事はこちら「Vol.4/三陸春の漁港編

わっぱが何でも釣り特捜隊の心得

1.ロッドを握っているだけで幸せ と思え!
2.ボウズを恐れるな!
3.釣りはカッコよくスタイリッシュに

I隊長

わっぱが特捜隊影のリーダー。色々な釣りに精通しているわっぱが隊長!

隊員T

秋田県秋田市出身50歳。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索しているわっぱが隊員。

隊員masa

秋田県にかほ市出身36歳。渓流ルアー釣りが大好きなトラウトアングラー。ハンドメイドで色々な物を作る器用さを併せ持つ。シンガーソングライターなど多彩な才能を併せ持ち、秋田の良さを誠意的に発信!(今回はお休み)

今回のお題!

今回のミッションは、あらゆる魚種が釣れるフジワラ「ブラー」シリーズで、何が釣れるかお楽しみの秋田県にかほ市にて漁港調査!の日を改めた続編である

5月下旬某日(スマホでのやり取り)

I隊長:まだ少しさみども海はなんたもんだすか(まだ少し寒い日もありますが、海はどんな感じですか)?

隊員T:なんか水温ひぎのがベイトいねのがわがんねすども、イマイチですな(なんだか水温が低いのかベイトフィッシュが少ないのか分かりませんが、あまり釣れていない感じです)。

I隊長:んだんすな~。でも根魚ならイゲるすべ(そうなんですね。でも根魚なら釣れるでしょう)。

隊員T:だど思うすけど。ちょっくら穴釣りさでも行ってみるんし(そうだと思いますが。少し穴釣りにでも行ってみます)。

I隊長:よろしぐお願いします(よろしくお願いします)。

使用タックル

穴釣り用ショートタックル
今回は「ノーマルブラー」の10~12gがメイン使用帯となった
今回はワームを使用
ライジャケ必着!
ライトゲーム用のネットも常備
何かと役立つフィッシュグリップ

予想に反して渋い!?

実釣は5月下旬、秋田県南沿岸部のサーフ隣接のテトラ帯へ。今回は隊員T単独だが、数日前に一応現地調査をしてきており、その時はアジングタックルでジグ単をテトラ帯の穴に沈めて探り、短時間ながらすぐにムラソイを数匹キャッチできていた。この事前調査をもとに満を持してのブラーチャレンジに至ったのだ。

サーフ隣接のテトラ帯
若干濁り気味だが…
ブラー+ワームの組み合わせで狙ってみる

天候は曇りで波風は殆んどない穴釣り日和だったが、数日前の雨と代掻き水の影響からか、水色はやや濁り気味と不安な状況(焦)。それでも調査では反応が良かったエリアに入り実釣スタート! まずは10gのフジワラ「ノーマルブラー」にチャート系カラーのライトゲーム用ワームを付けて穴に落とす。魚が居れば着底と同時くらいにバイトがあるはずなのだが…1つ、2つ、3つと探るも魚からのコンタクトはなしでわっぱが(ガビ~ン)。これは釣りあるあるだと思い、あちこち探るも無反応(トホホ)。

カラーチェンジは大事?

全く反応がない原因をあれこれ模索してみる。まずは濁りが強いこと、それから潮位が低いこと、更には波は穏やかだがウネリが多少ありテトラに白泡ができていること…などなど色々考えたが、自然条件はどうしようもないので気分転換にワームを白いカラーにチェンジ。調査で使用したのが白だったのと、濁りの中で見えやすい? と勝手に想像してのこと。

同じく10gのブラーに白いワームで穴を探ると…いきなりバイトがありヒットしたではないか!? すかさずリールをゴリ巻きして根に入られないように抜き上げると、アベレージサイズのムラソイキャッチ(嬉)。この1匹まで長かったのでほっと一安心。

白系ワームにチェンジした途端…
ムラソイキャッチ!

写真撮影をしてリリースし、更に違う穴を攻めるとまたまた速攻ヒットして2匹目キャッチ。隊員Tはルアーのカラーはあまり気にしないほう(全く関係なくないし、好きなカラーなどそれなりに拘りはある)なのだが、今回に関してはカラーが大きく関係しているように感じた。試しにワームを紫系カラーに交換して狙うとバイトがなく、再び白に戻すとバイトがあるという展開(難)。

やっぱ白系に好反応!

穴釣りタックルの基本

ここでわっぱが的、穴釣りタックルの基本をご紹介します。テトラ帯を攻める場合はロッドは短いほうが取り回しがしやすく有利。長さ1~1.5m(3.5~4ft)くらいで、フォールバイトが取れるのと、巻き上げパワー的にベイトリールがベスト。ラインは根ズレに弱いPEはNGで、ナイロンかフロロカーボンの10~20Lb。

使用するブラーは穏やかな状況であれば軽い5g程度でも問題ないが、波やウネリがある場合は流されないように10g以上を使用。重くてシルエットが大きくても全然バイトしてくるので大きいに越したことはないと思います。エサの場合はアオイソメやオキアミ、イカゲソなど何でもOK! ワームは小さいよりは大きいほうが反応が良いので3in前後を使用する。

釣り方はテトラ帯の隙間に垂直に落としボトムを取ったら、後はリールを巻かないリフト&フォールで狙うのが基本。水深は深ければ深いほど魚は居る感じなので、同じテトラ帯でも深いポイントを狙おう。

穴は深ければ深いほど期待値大!?

今回はブラーフィッシングの定番根魚の穴釣りに挑戦したが、これはかなり面白い! 根魚は小さくてもかなり引くのでファイトも楽しいし食べても美味しいので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

取材協力/フジワラ

WRITER

佐々木武

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秋田県秋田市出身50歳。本誌時代よりの連載「わっぱが何でも釣り特捜隊」シリーズの隊員Tとしてもお馴染み。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索している。

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