【連載】わっぱが何でもブラー釣り特捜隊Web Vol.4/春の三陸はスゴかった編

秋田/隊員T

前回に記事はこちら「Vol.3/リベンジ!冬の漁港編

わっぱが何でも釣り特捜隊の心得

1.ロッドを握っているだけで幸せ と思え!
2.ボウズを恐れるな!
3.釣りはカッコよくスタイリッシュに

I隊長

わっぱが特捜隊影のリーダー。色々な釣りに精通しているわっぱが隊長!

隊員T

秋田県秋田市出身50歳。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索しているわっぱが隊員。

隊員masa

秋田県にかほ市出身35歳。渓流ルアー釣りが大好きなトラウトアングラー。ハンドメイドで色々な物を作る器用さを併せ持つ。シンガーソングライターなど多彩な才能を併せ持ち、秋田の良さを誠意的に発信!(今回はお休み)

助っ人隊員T

岩手県釜石市「釣具オヤマ」店長。釜石界隈から三陸エリア全般の釣りに精通している熱血アングラー。釣りのことなら何でも教えてくれるので、お店に行って聞いてみよう!

今回のお題!

今回のミッションは、あらゆる魚種が釣れるフジワラ「ブラー」シリーズで、何が釣れるかお楽しみの秋田県にかほ市にて漁港調査!の日を改めた続編である

4月下旬某日(スマホでのやり取り)

I隊長:少しあったげぐなって春らしくなってきたすな(少し暖かくなって春らしくなってきましたね)。

隊員T:んだがらっすよ。そろそろ色々と釣れるすべよん(そうですね。そろそろ色々と釣れると思います)。

I隊長:へばブラーで調査してきてけれっす(そうすればブラーで調査してきてください)。

隊員T:アイアイサー。ちょごっど行ってくるんし(そうですかね? 少し調査してきます)。

I隊長:よろしぐお願いします(よろしくお願いします)。

使用タックル

タックルはフジワラ「ブラースティック」。PE0.4号にフロロリーダー1号のセッティング
今回は「ノーマルブラー」の4~12gがメイン使用帯となった
エサのアオイソメ
ライジャケ必着!
ヘドライトも常備
何かと役立つタオル

珍客からスタート

実釣当日は釜石エリアの某漁港に午後5時待ち合わせのわっぱが隊。今回は「釣具オヤマ」小山哲平さん(以下助っ人隊員T)に案内してもらうことになっていたが、隊員Tは1時間程早く着いたので、単独で調査することに。フジワラ「ノーマルブラー」7gにアオイソメのセオリー通りの組み合わせでスタート。

今回の舞台は三陸沿岸の漁港

まずは基本となる足下から探ることにして、ブラーを岸壁の際に垂直に落とす。着底したらボトム付近をリフト&フォールで狙うが、なかなかバイトがない(焦)。事前情報ではクロソイやアイナメなどの根魚、暗くなってからはメバル、そして日本海側ではあまり馴染みのないドンコなどが釣れるという。

足下では全くバイトがなかったので、今度はチョイ投げで狙ってみることに。すると数投目に「コツコツ」と小さなバイトがあったが惜しくもヒットせず。同様に少し沖を狙っていると「ズンッ」と根掛かり?がありロッドをあおっていると何やら重い物体が浮いてくるではないか!

そして「グングン」と抵抗を始めたのでタコと確信。重量感あるファイトを楽しんでいると見えてきたのは両足? 手を広げると60cmを越えるようなビッグマダコ! 岩手県ではマダコは釣ってはいけないのでキャッチしたらリリースしようとするが、大き過ぎて抜き上げは難しい感じ。しかしタモもなくラインを切るわけにもいかないので、イチかバチかリーダーを掴んで抜き上げる作戦に。するとラッキーにも針が外れてオートリリースに成功(安)。まさかの珍客に翻弄されたが、気を取り直して攻めていると助っ人隊員Tがやってきて合流となった。

渋いっす…

助っ人隊員Tが到着
まずは岸壁際からチェック

合流の後に防波堤の付け根から奥の外海方面へ釣り歩くことにして、ブラー&アオイソメでスタート。助っ人隊員T、隊員Tは各々足下や沖目を探るが、たまに小さいバイトはあるもののヒットには至らず苦戦(不)。それでも少しずつ沖目へ移動して狙っていると助っ人隊員Tがバイトを捉えてヒット! しかもサイズが良いらしく、ロッドが奇麗な弧を描いている。抜き上げた魚の正体は丸々としたクロソイ! いきなりのグッドサイズに期待が膨らむわっぱが隊。

いいファイトしてくれましたねー!
助っ人隊員Tがいきなりクロソイキャッチ

すると今度は隊員Tが足下でバイトを捉えてヒット! バイトは大きかったが引きはそうでもなく何だろうとリールを巻き上げてくると現れたのはギンポ! 隊員Tは久しぶりにギンポを釣ったので既に満足。そうこうしているうちに辺りは暗くなり外灯も点いていよいよナイトゲーム本番開始。

いいバイトだったんだけどなー!ギンポ!
辺りは薄暮となりいよいよ本番

バイト多発警報!?

本番となるナイトゲームがスタートしたタイミングで助っ人隊員T&隊員Tにバイトが多発してきた。なかなかヒットに持ち込むことができなかったが、なんとか隊員Tがヒットさせた。またもやバイトは大きいが引きはそうでもなく、何だろうと水面をみるとドンコが現れた! 秋田では殆んど釣れない魚なのでスペシャル嬉しい魚(歓)。

日本海ではなかなか釣れないドンコ
超ウレシー!

暗くなってからはドンコは確実といわれていたが、まだ少し明るい時間帯からドンコ祭りがスタートし連続ヒット! 助っ人隊員Tもドンコをキャッチし、小さいながら数釣りを楽しんだ。

ある程度探ったところで、今度は魚種が豊富なシャロー帯を狙うことに。するとまたまたドンコ祭りで、クロソイも釣れてスーパー楽しい時間帯(嬉)。そして置き竿にしていた隊員Tのブラーにはメゴチが釣れて4目達成したところでストップフィッシング。

今回は三陸エリアの漁港をブラーでチャレンジしたが、とにかく飽きることなくバイトがあり釣れるので超オススメ。足場も良く外灯も点いているので、是非チャレンジしてみてはいかがだろうか?

最後は可愛らしいメゴチでフィニッシュ
三陸の釣りは「釣具オヤマ」さんへGO!

取材協力/フジワラ

WRITER

佐々木武

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秋田県秋田市出身50歳。本誌時代よりの連載「わっぱが何でも釣り特捜隊」シリーズの隊員Tとしてもお馴染み。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索している。

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