【新連載】わっぱが特捜隊 another SIDE vol.1/奇跡×ミラクル発動!?下北サクラマスジギングミーティング編

青森/隊員T

今回から始まる新連載「わっぱが特捜隊 another SIDE」は、隊員Tが釣りのジャンルや、釣り方など一切気にせず自由気ままに釣りをご紹介する連載となっております!

わっぱが何でも釣り特捜隊の心得

1.ロッドを握っているだけで幸せ と思え!
2.ボウズを恐れるな!
3.釣りはカッコよくスタイリッシュに

エピソード1◆大会エントリー◆

昨年初開催の「下北サクラマスミーテイング」。主催者の代 憲寿さんとは、数年前に函館の釣友を介して青森のアカムツジギングでご一緒させて頂いてからのお付き合いで、昨年の同大会にもエントリーしていました。昨年の自分の釣果はサクラマス1本と奮わずでしたが、釣り大会という雰囲気に久しぶりに触れてみたかったので釣果は二の次の参加だったので楽しめたので結果オーライでした。

そして第2回目の開催が今年の3月17日(日)。エントリーの募集がSNSで昨年12月23日(土)正午からスタートでしたが、昨年末は何だかバタバタしていてエントリーできず…(残)。こればっかりは仕方ないと今年のエントリーは諦めていましたが、今年の2月10日(土)9時から若干名追加の再募集があり、これはチャンス到来と思い、やや時間が経ってから申し込みすると何とギリギリセーフでOKとのこと。ただ、次回サクラマスジギングに行く際は、どうしてもサクラマスを釣ってほしい釣友が居たので単独エントリーではなく釣友の都合がつけば参加しますと一旦は保留しました。直後釣友に連絡をすると、急な誘いにも関わらず返事二つで了承! 100%諦めていたのに、タイミング良くエントリー完了という第一の奇跡が発動したのでした(嬉)。

エピソード2◆乗船◆

大会3日前にエントリーとなり、全く準備もしていなかったので慌ててタックルなどを準備。前泊しようとも思いましたが、開会式が午前3時30分と早かったので、今回は秋田を前日の夜に出発し、寝ないで参加するという0泊2日の強行作戦としました。

そして迎えた前日は午後8時に横手集合出発して一路、野牛漁港を目指します。途中休憩しながらも道路が空いていたので、むつ市には2時間程早く到着し、コンビニの駐車場で仮眠しようと思いましたが、2人共に興奮し過ぎてほぼ寝れずわっぱが…(汗)。早めに野牛漁港に入り仮眠に挑戦するも寝れずに結局不眠での参加となりました。

そして3時過ぎに受付を済ませると、乗船する船の割り当てを伝えられます。自分たちの乗船する船は「正盛丸」さん。なんと一昨年、シマノ山本啓人さんの動画撮影を担当した時と同じで、再び奇跡が発動!※その時の動画はこちら山本啓人「サクラマスジギング入門」。そんなこんなで、4時前に出船し2時間弱程のクルージングを経てポイントへ向かうこととなりました。

エピソード3◆激渋!?◆

いよいよポイントに到着して期待の釣りスタート! 水深は90m前後とやや深めだったので、メタルジグは愛用しているアイマ「ガン吉190g(只今生産休止)」。自分がサクラマスジギングを始めたのが6~7年でその時から使用していますが、サクラマスとの相性が良いらしく、自分の釣果の殆んどが同メタルジグ。

まずは60mくらいフォールさせ30mくらいまでをやや速いワンピッチで狙いました。しかし、バイトはなく他の参加者にもサクラマスからのコンタクトはない様子。1流し、2流しと朝一では船中2本くらいの、他船も同様の釣果のようで、かなり激渋なスタートとなりました。どうやら周辺にイルカがかなり居たようで、そこから大きくポイント移動となりました。

続いては水深70m前後と少し浅いポイントで再スタート。と、ここでようやくプチラッシュがスタートし、参加者が本命のサクラマスをヒットさせます。そして自分もようやくバイトを捉えてヒット! やや深めの60mからスタートしていましたが、小さい魚ではなさそうなので慎重にファイトをします。そんな中船上にはポツポツとサクラマスが上がり、自分も期待していましたが、正体はデカいマダラでわっぱが(ガビ~ン)。船長には「40mから上だって~」と笑われる始末(謝)。

マダラの写真も撮らずにすぐにメタルジグを投入して攻めるも反応はなし…。周りのヒットジグを見ると殆んど方がタックルハウス「P-Boy」だったので、同じくシルエットを小さくしようとシマノ「センターサーディーン135g(サクラマスカラー)」にチェンジしました。そして40mからやや速いワンピッチで狙っていると、30m付近でようやくバイトがありヒット! ドキドキしながら寄せてくると、シルバーの魚体がギラギラと光って浮いてきます。そしてランディングしてもらい小さいながら何とか1本目をキャッチすることができました。

しかし、朝のラッシュでは1本だけと波に乗れずに出遅れます。釣った人はこの時点で3本くらいはキャッチしているようでした。その後も移動し、本命はポツポツと釣れる感じで、同じ攻め方で2本目を追加できました。そこからは我慢の時間が続き、釣れてくるのはマゾイやアイナメなど。そしてポイント移動を繰り返し、後半は更に浅場へ。

エピソード4◆奇跡×ミラクル発動!?◆

後半戦が始まる前の段階で小さいながら2本キャッチできていたので「まあ渋い状況では上出来だろう」と個人的には満足だったので、続いてはメタルジグで愛用している「ガン吉160g」にチェンジして狙うことにしました。攻め方は前述したYouTube動画の中で山本さんが解説している「ジグをしっかりとシャクって水を押す」を心掛け、プラスハイピッチも交じえながらひたすらシャクってみることにしました。

寝不足と殆んど飲まず食わずでやっていたので、足の裏、腕が幾度となく吊る状況(泣)。1回1回のシャクリを強くイメージして40~20mレンジを意識して狙っていると30m付近で「ドンッ」という明確なバイトがありヒット!最初に釣った2本より引いたのでサクラマスだったらサイズアップだな~とドキドキしながら寄せてくると「ギラッ」と銀鱗が見えて更にドキドキでわっぱが(緊)。そして慎重に寄せて無事にネットイン。体高のあるグッドサイズをようやく魅ることができ大満足。

筆者の良型はアイマ「ガン吉160g」

更に奇跡は続き、全く同様の攻め方で狙っていると、今度は25m付近で再びヒット!サイズは良いらしくロッドを曲げて楽しませてくれます。スレではありましたが、ランディングも決まりキャッチに成功。更に更にメガミラクルが発動したのか、腕がパンパンになりながらも同様の攻め方で二度あることは三度あるが降臨し、40m付近で再びヒット! またまたサイズが良いらしく楽しませてもらいながらファイトしてネットイン。後半だけで2kgオーバーが3本と控えめにいっても奇跡×ミラクルが発動となりました。 釣果は船長様々としかいいようがなく感謝しております。この日は潮と風などが一定ではなく参加者同士がオマツリする場面も多く、スラスターもフル稼働していたようで、操船が大変だったと思いますが、結果でいえば1位、2位、3位、そして大物賞が正盛丸さんという快挙。仲乗りさんのタモ入れも一発で決まっていました。ありがとうございました。

参加者で記念撮影

今回は「第2回下北サクラマスミーテイング」に参加させて頂きました。結果は奇跡的でしたが、3月の下北とは思えない暖かさで、最後まで天気も持ち、事故もなく無事に終えることができましたし皆さん各自楽しまれたと思いますので、また機会があれば参加したいと思います。関係者の皆様、参加者の皆様ありがとうございました

大会結果(手前味噌で申し訳ねっす)※釣果3匹の合計ウエイト

2024年3月17日(日)野牛漁港、遊漁船(36朝日丸、正盛丸、喜久丸、桂喜丸)、参加者48名 1位 佐々木 武 6.9㎏(2.6㎏ 2.3㎏ 2.0㎏ )、2位 赤川 勇輝 6.4㎏(3.2㎏ 1.6㎏ 1.6㎏)、3位 大坂 章 5.9㎏(3.0㎏ 1.6㎏ 1.3㎏)、4位 堀籠 賢志 5.7㎏(2.1㎏ 1.9㎏ 1.7㎏)、5位 宮浦 基 5.2㎏(2.4㎏ 1.6㎏ 1.2㎏)、6位 鈴木 学 5.0㎏(2.3㎏ 1.6㎏ 1.1㎏)、7位 菊池 高志 5.0㎏(1.8㎏ 1.6㎏ 1.6㎏)、大物賞 赤川 勇輝 3.2㎏

上位7人の神セブン

大会協賛一覧

シマノ、グローブライド、そふえ釣具店、イクタ釣具、ディープライナー、サミーズ、エゾハチ、シービーワン、スタジオオーシャンマーク、Tama.tv

大物賞(3.2kg)を獲得した赤川さん

WRITER

佐々木武

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秋田県秋田市出身50歳。本誌時代よりの連載「わっぱが何でも釣り特捜隊」シリーズの隊員Tとしてもお馴染み。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索している。

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