【連載】わっぱが何でもブラー釣り特捜隊Web Vol.3/リベンジ!冬の漁港で根魚編

秋田/隊員T

前回に記事はこちら「Vol.2/続!漁港探索・冬の漁港編

わっぱが何でも釣り特捜隊の心得

1.ロッドを握っているだけで幸せ と思え!
2.ボウズを恐れるな!
3.釣りはカッコよくスタイリッシュに

I隊長

わっぱが特捜隊影のリーダー。色々な釣りに精通しているわっぱが隊長!

隊員T

秋田県秋田市出身50歳。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索しているわっぱが隊員。

隊員masa

秋田県にかほ市出身35歳。渓流ルアー釣りが大好きなトラウトアングラー。ハンドメイドで色々な物を作る器用さを併せ持つ。シンガーソングライターなど多彩な才能を併せ持ち、秋田の良さを誠意的に発信!(今回はお休み)

今回のお題!

今回のミッションは、あらゆる魚種が釣れるフジワラ「ブラー」シリーズで、何が釣れるかお楽しみの秋田県にかほ市にて漁港調査!の日を改めた続編である

3月下旬某日(スマホでのやり取り)

I隊長:こどしだば2月あったげがったすども、3月はさみっすな(今年は2月は暖かかったですけど、3月は寒いですね)。

隊員T:んだがらっすよ。ながなが魚が釣れないみでんし(そうですね。なかなか魚が釣れないみたいですね)。

I隊長:根魚だば釣れるんでねべが? ちょごっと調査してみねすか(根魚なら釣れるんでないでしょうか? 少し調査してみて下さい)。

隊員T:わがったんし。ちょごっど行ってくるんし(そうですかね? 少し調査してきます)。

I隊長:よろしぐお願いします(よろしくお願いします)。

使用タックル

タックルはフジワラ「ブラースティック」。PE0.4号にフロロリーダー1号のセッティング
今回は「ノーマルブラー」の3~5gがメイン使用帯となった
エサのオキアミ
ワームも使用する
フィッシュグリップ
何かと役立つタオル

クリアな海域を探して…

実釣は3月下旬の比較的暖かい日で、午後から偵察がてら秋田県南の漁港やサーフをぶらりとドライブ。秋田と山形の県境エリアから偵察するが、凪のわりには濁り気味でわっぱが(泣)。濁っていても釣れるとは思うが、クリアなほうが活性は高いと思い、徐々に北上する。

しかし、川水の影響か時化の濁りかなかなか釣れそうな水色のエリアが見つからない…。それでも諦めずに探していると、昨年穴釣りをした、サーフとテトラエリアの水色が幾分良いように見えた。この時期は釣りをしたことがなかったが、ダメ元でチャレンジすることにした。

反応なし…

サーフに隣接しているテトラ帯
まずはブラー+オキアミで狙う

時刻は夕方のまづめ前と少し早かったが、そそくさと準備をしてポイント目指して歩く。とりあえずフジワラ「ノーマルブラー」4gにオキアミを付けてキャストして沖目を狙ってみる。しかし、ポイントから見る水色はやや濁り気味。沖目をあちこち狙ってみるが、魚からのコンタクトはなくわっぱが(焦)。

前回はボウズだったので、流石に2回連続ボウズはまずいだろうと一生懸命狙ってみるが、時間だけが無情に過ぎていく…。ならばと、穴釣りにシフトして、昨年爆釣した先端付近へ移動して実績の穴を狙うも全く反応はない。オキアミからワームにチェンジして狙ってみるもバイトはなくメガわっぱが(沈)。

待望のアタリがあったと思えば連チャン!?

沖目からスタート
からの穴釣りにシフト

テトラの先端から少しずつ内側へ移動し、水深の深い穴を片っ端からラン&ガンしていると、一際テトラの影で暗くなっている穴でようやく反応があった。ボトムを狙っていると何やら重みを感じ、ブラーを上げてみると浮いてこない。根掛かりかとも思ったが、グングンと魚信が伝わってくるので、強引にリールを巻いて浮かせる。

すると強烈な引きに襲われ、魚を確信! 躊躇しているとテトラにラインを擦られてラインブレイクするので、迷わず強引にリールを巻いて魚を浮かせて無事にキャッチ(嬉)! 正体は20cmを軽く超えるムラソイ! この時期に釣りをやったことがないうえ、凪でないと釣りができないポイントでのチャレンジでキャッチした魚は格別!

待望の1stフィッシュはムラソイ♡

もう止めても良いくらいのテンションだったが、暗くなるまでは時間があったので、もう少し粘ってみることに。すると同じ穴で、再びバイトがありヒット! 今度は先ほどよりも引きが強烈でなかなか浮いてこない(驚)。それでも強引にリーリングして何とかぶち抜きランディング成功。

強烈な引きを見せたのはクロソイ\

今度はサイズアップしたクロソイ! 時期的に初チャレンジの、しかも苦労して探し当てたポイントでのキャッチは最高の達成感! 何だかまだ釣れそうな感じがしたので隣の穴にブラーを投入。何度か誘っているとバイトがありまたまたヒット。今度は小さいらしくスムーズにキャッチ。小さなムラソイが登場したところで、陽も落ちてきたので安全を考慮してストップフィッシングとなった。

今回は低水温期の、やったことがないポイントチャレンジだったが、結果はムラソイ、クロソイキャッチというハッピーエンド。釣りはやってみないと分からない要素もあるので、型にはまらず挑戦することが大事なのだと改めて痛感。今後もダメ元チャレンジの釣りを楽しもうと思うのだった。

最後は可愛いムラソイの登場でフィニッシュ♪

取材協力/フジワラ

WRITER

佐々木武

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秋田県秋田市出身50歳。本誌時代よりの連載「わっぱが何でも釣り特捜隊」シリーズの隊員Tとしてもお馴染み。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索している。
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