今年も立春に、秋田県にかほ市では漁業関係者や地域住民による「掛魚(かけよ)まつり」が行われた。
これは、地元の金浦漁港に水揚げされた10kgを超えるような寒のマダラを金浦山神社に奉納し、豊漁や安全を祈願するというもので300年以上も続く伝統行事。
本来は、大きなマダラを担いで街を練り歩く「奉納行列」が見どころだが、今年は担ぎ手不足で神事のみが行われたという。
高齢化や人口減により地方各地で伝統行事が縮小や中止が相継いでいる。勿論、いたずらに色々な人が参加するのは本来の目的にそぐわない部分もあると思うが、出身者や観光リピーターなどを巻き込むような柔軟さは必要かもしれない。また同じ魚を愛する釣り人としても何かできることがあると思う。