水温も上がり、東北の各フィールドでマダイの釣果も安定してきました。春は中層のベイトフィッシュがメインベイトとなるためメタルジグが強い感はありましたが、これから夏~秋になると底に棲息するナマコ、イソメ、甲殻類、軟体類などがメインベイトとなり、タイラバが強くなります。状況によっては、底べったりでなかなか巻きでは食わない状況もあり、リフト&フォールや潮流を受けさせてのステイなども取り入れる必要があります。
そんな中、2024年に登場した新しいタイラバ「ゆらゆら玉」が、革新的なデザインと機能性と、底系ベイトのカラーラインアップで、東北のフィールドでのタイラバゲームに活躍しそうな気配。以下では、東北の各フィールドにおける使用方法とその効果を詳しくご紹介します。
〇ヘッド&小玉効果でアピール!
「ゆらゆら玉」は、ヘッドと小玉が分離した独自のタイラバシステムを採用しています。中空構造の小玉は、ヘッドが着底した後にじっくりとターゲットに見せることで、タイムラグの少ない巻き上げでバイトを誘発。潮止まりやバーチカル、シャローなど、誘える範囲が狭いシーンでも効果を発揮します。また、ヘッドに小玉が納まることでネクタイのアクションだけでなく、音でもターゲットにアピール可能です。ヘッドはカチカチ玉の小玉10gまで対応可能です。砂底や根掛かりの少ないポイントでは、ヘッドの着底後すぐに巻き上げずステイさせ小玉をじっくり見せる誘い方も有効です。
〇東北エリアでの使い方の目安
秋田県・山形県「日本海エリア」
水深60~80mの砂底帯、ドテラ流し
水深と潮の流れを考慮して、ゆらゆら玉の80gまたは100gを使用します。潮の流れが速い場合は迷わず100gを選択しましょう。100gでも重さが足りないと感じる場合は、小玉をカチカチ玉の5gや10gに変更するといいでしょう。ドテラ流しでは、巻き上げの速度をゆっくりと保つことが重要です。ヘッドが着底した後、小玉の動きでターゲットにアピールするため、ゆっくりと巻き上げることで効果的に誘います。また、ストレートとダブルカーリーのネクタイをミックスして、波動をナチュラルに保ちつつアピールしましょう。水流が緩い時でもしっかりとアクションします。
青森県「津軽海峡・平舘周辺」
水深50~60mのポイントで底~中層狙い
夏以降、同地では底で大型が食うパターンもありますが、春と同様にある程度中層もカバーする必要があります。ゆらゆら玉の60gまたは80gを使用し、底から10~20mの中層を狙います。中層でのアプローチには、軽めのウエイトが適しており、潮が動かない時には40gも使用したいところです。基本通りにヘッドが着底後、中層までゆっくりと一定のスピードで巻き上げてください。
宮城県「県南エリア」
水深35m前後のベタ底狙い
ゆらゆら玉の40gまたは60gを使用します。浅めの水深では40gが最適ですが、潮の流れや風の強さに応じて調整します。ベタ底を狙う際には、ヘッドが着底した後、ロッドを使ってのゆっくりリフト、シェイキング、ステイなどを組み合わせて小玉の動きを活かしますが、極端にテンションが変わるようなアクションをするとヘッドにフックが絡むので注意。バイトがなければ、一度リセットする意味で、10m程巻き上げて再度フォールさせるアプローチが有効です。カラーはアピール系の甲殻オレンジ、シュリンプゼブラを基点にマダイにアピールします。
〇ゆらゆら玉 裏技的メソッド
〇快適さ、再現性を上げるタイラバ用リール登場!
2024年4月に発売した「TRV DLC」は、巻き速度を表示するスピードメーターを搭載した、タイラバ専用リールです。カウンター上部に表示される巻上スピードにより、一定の速度での巻き取りが可能となり、より再現性とある釣りをサポートします。カウンターの表示も大きくて見やすいため、シニア世代にも嬉しいところです。
軽量かつ強力なカーボンハンドル
TRV DLCは120mmのロングカーボンハンドルを採用しており、4mmの厚さで軽量化と安定した巻きを実現。198gの軽量設計で、長時間の釣行でも疲れにくい仕様になっています。さらに、9+1ボールベアリングにより、滑らかな操作感が楽しめます。
エキサイティングなファイトを実現
ドラグクリックサウンド機能が追加され、繊細でエキサイティングなファイトが可能に。超々ジュラルミンギアとカーボンマトリックスドラグの組み合わせで、強度と耐久性も抜群です。2つのボタンで簡単に操作できるため、初心者から上級者まで幅広く使用できます。
最新技術を駆使したタイラバ用リール。これまでにない釣り体験を提供します。ぜひ、その性能を試してみてください。
これら2アイテムを活用して、東北の各フィールドでマダイを効果的に狙いましょう。