ハイシーズンど真ん中!! 日本海の春アイナメを狙う磯ロック!

秋田/日景 颯

エクリプスの「そーさん」こと日景 颯です。いよいよ日本海でもロックフィッシュシーズンが開幕しましたね。今回はロックフィッシュの中でも「日本海・春アイナメ」について紹介しようと思います。アイナメ=太平洋、そのように思っている人も少なくないと思います。私も日本海でアイナメ開拓を始める前はそう思っていました。しかし、アベレージサイズは劣るものの沢山のアイナメが釣れるのです。ここから掘り下げながら解説していきます。

シーズンは短い? 狙うなら今!

自分の経験上ではありますが4〜6月が春の日本海アイナメのシーズンです。なかでもまさに今がど真ん中の4月中旬~5月下旬がハイシーズンといえるでしょう。6月に入ると徐々にキジハタと入れ替わる印象です。この記事を見た方は、今が大チャンスです!

アベレージサイズは小さいけども?

日本海側は太平洋側に比べてアベレージサイズが小さいです。おそらく遠浅な地形のため、大型の個体はもう一段深いエリアに居ることが予想されます。オカッパリで釣れるアベレージサイズは30~35cm。40cmアップでランカー、45cmアップでキッカーサイズと捉えて良いでしょう。日本海側でも北に行けば行くほどアベレージサイズは上がりますが、こんなイメージでしょう。

とはいえ過去には青森県の日本海側で同日に50cmアップを2本キャッチした経験もあるので、オカッパリからもビール瓶サイズは出ているのも事実です。日本海側はアイナメを本命として狙っている人は少なく魚自体のプレッシャーも低いため、狙い方さえ分かれば比較的イージーに釣れるのも魅力です。

アベレージサイズは小さいが、大物が出た時はより感動できる

狙うエリアは磯場がメイン

アイナメは基本的に防波堤や磯で釣ることができますが、日本海側では磯場がメインになります。日本海の磯はなだらかな地形が多く、エントリーが楽なのもいいところです。シーズン初期(4月上旬)の磯の選び方は水深のあるエリア。この時期は水温も安定していないため、浅い所には定着しづらい傾向にあるからです。

ハイシーズン(4月中旬~5月下旬)はどんなエリアでも反応があります。またこの時期は回遊系のベイトも入ってくることから個人的にはシャッド系ワームのスイミングが面白い時期だと思っています。

シーズン終盤(6月)はシャローの水温が上がってくるため、シーズン初期同様ディープエリアがメインとなります。また河川が絡むエリアなど水温が低い所があればアイナメが溜まっていたりするのでチェックしておきたいです。防波堤でも釣れないことはありませんが、基本的にボトムの質が砂地のため三陸ほど魚のストック量がないのが事実です。しかし、ボトムのストラクチャーやアイナメの回遊をしっかり読むことができれば防波堤でも釣果が上げられます。

日本海の春アイナメは磯ロックが主戦場

タックルと装備

まず浮力体が入ったライフジャケット、スパイクシューズは必須です。不意の転倒で地面に手を着いたことを想定しグローブも忘れず着用することをお勧めします。グローブは根掛かりした際にラインを引っ張るためのプロテクターの役割も果たします。偏光グラスは目を守る意味でも着用願います。これらも一つのタックルとして考えて頂きたいです。

では本題に入ります。理想は様々なリグを扱えるようにスピニングタックル1本、ベイトタックル1本を持ちたいです。スピニングはロッドが長さ9ft前後のMH~Hクラス。ラインはPE1号前後、ショックリーダー16Lb前後。ベイトは長さ8フィート前後のH~XHクラス、ラインがフロロカーボンやナイロンラインの16Lb前後直結かPE1.5号前後、ショックリーダーが16Lb前後が一般的。しかし、私は機動性を重視してスピニング1本でやることが多いです。

私の場合、ワームは状況に合わせてエクリプス「パンチングシュリンプ」2.5in、3.3in、エンジン「ライド」3in、「ヴェルメ40」を使用します。メインリグはビフテキリグの14~35gで、リフト&フォールやスイミングで探っていきます。

左からエクリプス「パンチングシュリンプ」2.5in、3.3in、エンジン「ライド」3in、「ヴェルメ40」

磯ロック入門におすすめなロッド

昨年エクリプスより専用ロッドの「アクシアトラック ロックフィッシュモデル」が発売となりました。個人的にお勧めなのがベイトモデルのATRC-711XHです。この竿にサブネームを付けるとしたら「磯ロックベーシック」。レングス、パワー、そして軽さ。磯ロックベイトロッドをお探しの方は是非手に取って頂きたいです。また磯ロック完全対応のスピニングロッドも発売されますので、そちらもチェックしていただけたら嬉しいです。

 最後にロックフィッシュに関わらず、皆さん待ちに待った釣りシーズンがいよいよ開幕します。毎年悲惨な事故が後を絶ちません。安全対策を万全にして今シーズンも楽しい有意義な釣りシーズンにしてほしいと思います。皆さんの素晴らしい釣果を期待して終わりにしたいと思います。

WRITER

日景颯

エクリプスフィールドスタッフ

記事一覧へ

記事を探す

魚種から探す