新連載「わっぱが特捜隊ANOTHER SIDE」は隊員Tが釣りのジャンルや、釣り方など一切気にせず自由気ままに釣りをご紹介する連載となっております! 今回は秋田で解禁したサクラマス釣行を振り返ってみたいと思います。
エピソード1◆サクラマス◆
4月1日に解禁となった秋田県サクラマス。1匹の価値が非常に高く、日本国内では幻の魚ともいわれ、解禁直後には全国各地からトラウトアングラーが米代川、雄物川、子吉川の各水系に集結します。海で育ったサクラマスは産卵のため川に遡上するのだが、一般的に川に入るとエサを食べないといわれ、それゆえに釣るのが非常に難しいとされます。
タックルはロッド:7~9ftトラウトロッド、リール:2500~4000番スピニングリール、ライン:PE1.0~1.5号、ナイロン10~12Lb、ショックリーダー:20~30Lbが目安。遊漁券は必ず購入しよう
エピソード2◆子吉川◆
実釣日は4月中旬で、ここまで隊員MASAは子吉川ホームでノーキャッチ、隊員Tは雄物川ホームで2キャッチという状況。隊員Tは子吉川でサクラマスをまだ釣ったことがなかったので、河川は子吉川に決定。隊員MASAが先にエントリーし、隊員Tが合流する形で釣りスタート! 天気は快晴で水色も良く釣れそうな気配ムンムンで、今年の各河川は数こそ釣れていないものの、サイズが良く大型に出逢えるチャンスが高そうなシーズン。
まずはおのおの好きなルアーをキャストして狙ってみます。サクラマスは1シーズンに1本、地元で通える状況であれば2~3本釣れば大満足な魚だけに、そう簡単に釣れるわけもなく、1stポイントは何もなく終了し、ポイントを移動することとなりました。しかし次なるポイントもサクラマスからのコンタクトはなく、とにかくラン&ガンすることにして、ルアーをキャストし続けることに。
エピソード3◆上流域◆
下流から中流域を数箇所をラン&ガンしましたが、異常がなかったので隊員MASAお気に入りの上流域にポイント移動することに。岩盤が絡んだ水深のあるエリアで、ディープミノーや鉄板バイブレーションなどをキャストして狙います。が…サクラマスはそんなに甘い魚ではなく2人共に沈黙(チ~ン)。時刻は正午を過ぎ、お腹も減ってはいましたがランチを摂る時間が勿体ないので、とにかくサクラマスのバイトを求めて周辺を攻め続けました。
エピソード4◆下流域◆
上流域も一通り攻め尽くしたところで、今度は思いきって下流域へ大きくポイント移動する作戦へ。ここで隊員MASAの知り合いの仙台から遠征にきていた「ようすけ」さんと「Tom」さんと合流。
なんと「ようすけ」さんはこの日の朝に1本キャッチしていたのだ! 羨まし~(憧)。本命キャッチの「ようすけ」さんにあやかろうと、下流域では4人で狙うことに。タイミング的には海から遡上してくるフレッシュな個体も全然狙える感じだったので、期待を込めてルアーをキャストしまくりました。
水量、水色共に抜群だったので、毎回ドキドキしながらルアーをトレースしていたが、残念ながら特に何もなく撃沈となった(トホホ)。
エピソード5◆延長戦◆
わっぱが隊2人はKPB(完全パーフェクトボウズ)でメガわっぱがだったので、4月下旬に隊員Tのホーム雄物川でリベンジ戦を敢行。隊員MASAは早い時間からチャレンジして、何と1発ヒットさせたが惜しくもバラシでわっぱが(号泣)。夕方隊員Tが合流して2人で狙うことになり、岩盤帯のポイントへエントリー。
ここで隊員MASAに運命の分かれ道が訪れました。隊員Tが入りたいポイントは、今シーズン水位が高くあまり入ることができなかったポイント。おそらく殆んど人に叩かれていないので、魚はスレていないと思われました。そこに入ることをオススメした隊員Tでしたが、隊員MASAは昼にバラしたポイントか悩んでいます。そして悩んだ挙句…隊員MASAはバラしたポイントへエントリー。
隊員Tは予定通り叩かれていないポイントへ。すると隊員Tが岩盤の際へディープミノーのソウルズ「16ビートディープ」をキャストして、激しいジャーキングで狙っていると、5m程の近距離で前アタリがあり、その直後に「ゴンッ」と本アタリがありヒット!
超近距離だったので追いアワセを2回入れて態勢を立て直しファイトスタート。見えた魚体はなかなか大きく60cmはありそうな感じ。ドキドキしながらファイトし何度も沖に走られましたが、なんとか無事にネットイン! グッドプロポーションの62cmのサクラマスを手中に収めることができました(嬉)。
これを隊員MASAに報告したところ…「マジか~~~」と一言。なにはともあれサクラマスは一筋縄ではいかない魚だけに夢中になってしまいます。シーズン的には5月~6月と可能性は低くなりますが、まだまだ狙えるのでもう少し鱒を追ってみたいと思います。