米代川サクラマス解禁まであと8日! ちょっとタメになるデータ その2「積雪量と水位の関係」

2016~2024年の積雪量比較(単位:cm 観測点:鹿角)

前回、米代川の上流エリア・鹿角の積雪量を公開したが、今回は今年と同レベルで積雪量の少なかった2020年と2021~2023年の米代川二ツ井の水位を紹介しよう。

鹿角の積雪量と二ツ井の水位の関係

注目したいのは4月の平均水位。やはり積雪量の少なかった2020年は最も平均水位が低いことが分かる。ちなみに、二ツ井の平水は0.20m程度なので若干高いレベルで安定していることになる。逆に積雪量の多かった2022年は0.72mと平水レベルから50cm以上高く、かなり釣りづらい年だった。気温によっては2023年のように4月に気温の低い日が続けば一時的に-0.07mの渇水まで下がることもあるが、逆に気温上昇と降雨が重なると一気に2.24mまで増水し、水が引くまで時間を要することもある。

積雪量が多い年は4月も気温が低い日が続く傾向があり、雪代が止まって最低水位が低くなるタイミングもあるが、ひとたび気温が上がり雪代が出るとかなり増水するので、かなり水位変動が激しい。積雪量が少ない年は4月も気温が高めな傾向でちょろちょろと雪代は出るが極端な増水はない、ということであろう。

ということで、2020年より積雪量が少ない今年はさらに平均水位が低く、よほどの降雨がない限りは極端な増水がないことが予想され、釣りやすさ、サクラマスとの距離は近いといえる。あとは遡上量が多ければ…。

次回は解禁日4月1日の水位、濁り予想をしてみたいが、今のところ週間予報を見ると、気温は極端に上昇する日が少ないものの、解禁3日前から雨マークが続いているのが気になるところ…。

昨年の3月31日(下見)の水位と濁り



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