米代川サクラマス解禁まであと20日! ちょっとタメになるデータ その1「積雪量」

雪代が少なければそれだけサクラマスとの距離は縮まる。プラス、遡上量が多ければ当たり年になる

令和6年4月1日に解禁する秋田県内のサクラマス釣り。
山形県以西の既に解禁している河川の状況を見ると、昨年よりは釣れている印象なので同じ日本海の秋田県内も今年はおそらくそれなりに良いのではないだろうか?

ゆえに、今から秋田県内の解禁が待ち遠しい方も多いはず。そんなあなたにちょっとタメになる資料を。

「今年は暖冬で雪が少ない」
感覚的でもそれは間違いないのだが、じゃあ実際どのくらい少ないのか?

米代川の上流エリア・鹿角の積雪量をまとめた表を公開しよう。

2016~2024年の積雪量比較(単位:cm 観測点:鹿角)

ご覧の通り例年と比べて今年は積雪量が明らかに少ないのが一目瞭然。

全体の傾向として3月にあった積雪量は4月にはほぼ0になることが分かるが、それだけ4月は雪代が出ているということになる。ゆえに、注目すべきはやはり3月の積雪量で、これが4月の雪代の量に比例する。ということで同じ3月で比較してみる。

3月の積雪量が多かった2018年や2022年と比べると今年の2024年は約25分の1しかなく、単純に雪代の影響もその程度と予想される。勿論、あくまで1箇所でのデータで全体量ではないし、もっと山深い所には雪はそれなりに残っているので雪代が出ないわけではないが、「雪代が止まらず何日も増水や濁りで釣りにならない」ということはあまりないだろう。

また、暖冬だった2020年とほぼ同じレベルであることも分かる。じゃあ、その時の水位、釣果はどうだったのだろう? 気になりますよね?

それはまた次回に…。

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釣り東北WEB編集部

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