まだ続く!?三陸ヤリイカメタル~最終盤は大槍のエクストラステージ~

まとめ/編集部、協力/大泉純輝

三陸のヤリイカ釣りは例年であれば1月一杯が釣期の目安ですが、例によって今年は水温が高く、まだ狙えそうな雰囲気。そんな1月最後の週末に釣行した大泉純輝さん(エコギア・フィッシュリーグプロスタッフ)に状況を伺ってみました。

シーズン終盤は大槍キャッチだ!

釣行日は1月27日(土)。岩手県越喜来湾の鬼沢漁港より慶漁丸にて午後2時30分に出船。明るい時間帯はポツポツ程度の拾い釣りに徹していましたが、夜焚きが始まると徐々に連発する人も出てきたそうです。大泉さんの仕掛けはオモリスッテにフィッシュリーグ「カシラスッテ」12~15号を使用し、ドロッパーは1本スタイルで、同「エギリー・フラッシュマックス ドロッパースペシャル」とヤマシタ「おっぱいスッテ」をローテーションし使用。途中でオモリグを投入するも、この日はメタルスッテに好反応を示したようです。

ヤリイカをキャッチする大泉さん

ヒットパターンは「カシラスッテ」の素早いシャクリでイカを寄せて、フォールでスッテに抱かせるのが良かったようです。しかし、やや渋めなのか、最初のアタリを取り損ねると2回目はアタックしてこない繊細さ。いかに小さなアタリを捉えられるかがキモとなったようです。カシラスッテは特殊なヘッド形状と、ウエイトが後方重心となっているのが特徴で、スライドフォールでイカに効率的にアピール。またシャクリ抵抗も少ないのがメリット。

フィッシュリーグ「カシラスッテ」

シケ後の一発目、大潮に満月…相当タフな感じを予想していたそうですが、終わってみれば船中多い人で25杯。大泉さんは10杯とお酒のアテには十分な釣果だったようです。大きいサイズはカンナが刺さりきらないのか、途中バレが多かったので、その点は反省とのこと。

さすがに数は盛期に比べると落ちてきたようですが、それでも最大サイズで胴長40cmクラスの大槍をキャッチ! この釣行をラストと考えていたようですが、翌日に釜石エリアで1束超の釣果があり、終盤とはいうものの後ろ髪を引かれる思いでいるようです。「多分、また行くと思います(笑)」とのことです。

今年は高水温、さらにシーズンインを迎えるマダラの入りも悪く2月も引き続きヤリイカを遊漁メニューとして組む遊漁船も多いと予想します。是非、終盤のエクストラステージ・大槍を狙って釣行してみてはいかがでしょうか?

今回同行のエコギアプロスタッフの佐藤雄一さん(左)、鹿野栄健さん(右)、川島浩平さん(下)もシーズン終盤のヤリイカ釣行を楽しんだ

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釣り東北WEB編集部

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