「SLJ釣り体験in塩釜」レポート

塩釜で女性向けSLJ体験イベント開催

令和7年6月14日(土)、宮城県塩竈市・越ノ浦漁港を拠点に、「SLJ釣り体験in塩釜」が開催されました。昨年4月に続いての開催となった本イベントは、今年は6月に時期をずらしての実施。乗船したのは、昨年同様に信頼と実績のある遊漁船「快星丸」さんです。

当日は前線の影響で風と波が高まり、夜には雨予報というあいにくの空模様。天候の急変に備え、主催者判断で集合時間を1時間前倒しし、3時30分に集合。限られた時間の中でも安全に、そしてできるだけ長く釣りを楽しめるよう調整されました。

タフな状況下でも熱い攻防戦!

早朝3時50分に出船。船長が魚探を頼りに、反応の良いポイントを探しながら、参加者はSLJ(スーパーライトジギング)に挑戦していきます。つりジェンヌオブザーバーの今井さんも舳先で釣り方のアドバイスを行い、サポート体制も万全。

最初のヒットはサバ。続いて釣り場を転々とする中、突如訪れたビッグバイト! 激しいファイトの末、釣り上げられたのは立派なワラサ(ブリの若魚)でした。船上には拍手と歓声が巻き起こり、釣り上げた本人も満面の笑みを浮かべていました。

その後もムシガレイ(ミズガレイ)やカナガシラ、ホウボウといった多彩な魚種が顔を見せ、釣果を少しずつ伸ばしていきます。

船上に一体感が生まれた、もうひとつのドラマ

イベント後半、再び竿先を絞り込む強烈な引き! 周囲の参加者が仕掛けを回収し、ランディングのサポートに回るなど、船上はひとつに。フローティングベストをしっかり押さえる参加者の姿からは、安全への意識の高さもうかがえました。

そして、再び姿を現したのは幅広のワラサ! この日2本目の大物に、再び船上が歓声に包まれました。

数よりも“心に残る”釣り体験

その後も20~40mラインのポイントを探り続けましたが、風がさらに強まり、潮も早くなってきたため、10時前には無念の早上がりとなりました。

今回はタフな自然条件により、釣果は決して多くはありませんでしたが、参加者同士の協力と自然との向き合い方、そして貴重な一尾を得た喜びなど、“数では測れない釣りの本質”を体験できた1日となりました。

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釣り東北WEB編集部

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