大磯を目指して!
令和6年6月30日(日)、日本サーフキャスティング連盟主催「NSCF杯福島地区大会」が、福島県いわき勿来海岸で開催された。
数日前の天気予報では悪条件が心配されていたが、当日は陽射しもある穏やかな天候に恵まれた。会場には東北各県に加え、関東や新潟方面から総勢49名の選手が集い、日頃から鍛えたシロギス釣りのスキルを競い合った。
今大会では福島協会枠として3名、他協会枠として2名の成績上位選手が、10月末に神奈川県大磯海岸で開催される全国大会への出場が認定される。
海藻に苦戦
午前6時になり競技開始、各選手は思い思いのポイントを目指して歩を進めた。この日の海況は、波は比較的穏やかだったが、数日前まで波が押し寄せていた影響もあり、波打ち際から近い距離に数多くの流れ藻が漂流していた。
そのため仕掛けを回収する際に、藻が絡むトラブルが発生する選手も続出した。それでも遠近を丁寧に投げ分けてシロギスの居場所を探り当て、ポツポツと釣果を伸ばすあたりは流石の一言。
ポイント制
当会場では日本海側に比べてシロギスの魚影が薄いこともあり、審査方法はシロギス1匹=10点、イシモチ1匹=5点というポイント制が採用され、2魚種の合計ポイントで順位を決定となるルールだ。
この日はイシモチは誰にも1匹も掛からず、純粋にシロギスの釣果が勝敗を分けることになった。
午前10時となり競技時間が終了、各選手は検量に向かった。食いが渋かったのかシロギスの居場所を絞り切れなかったのか、検量所では悲喜こもごもの声が聞こえていた。
上位入賞者
公平な検量の結果、次の選手が見事に上位を占めた。(敬称略)
【優 勝】大知 哲郎 (東京協会)100点 最大長寸23.2cm
【準優勝】大知 鼓太郎(東京協会)100点 最大長寸18.0cm
【第3位】桜井 良紀 (東京協会) 80点
※他協会枠として大知両選手には全国大会出場が認定された。
◆福島協会枠による3名の全国大会出場者
・今井 直彦 (福島協会) 50点
・志賀 光政 (福島協会) 20点
・田巻 裕三 (福島協会) 20点
◆その他各賞
【大物賞】金川 勝也 (茨城協会) 24.0cm
【小物賞】芳賀 弘史 (宮城協会) 11.5cm
【同 上】桜井 良紀 (東京協会) 11.5cm
【レディース賞】金子 早苗 (一般)
【年少賞】鈴木 刀 (宮城協会)
全国大会での上位進出に期待!
10月27日(日)に大磯海岸で開催される決勝大会行きの切符を手に入れた5名の選手には、実力を如何なく発揮して好成績を期待したい。
また、東北地区では以下の予選が予定されており、シロギスの投げ釣りに興味のある方は奮って参加してみてはいかがだろうか?
【山形地区大会】7月7日(日)、秋田県秋田市桂浜
【宮城地区大会】9月15日(日)、秋田県秋田市桂浜
※各地区大会の詳細はこちらのサイトでご確認下さい。(日本サーフキャスティング連盟 公式ブログ)