雨待ちの追波川3月のサクラマス動向と現状レポート

レポート 岡 世志勝

2年振りの1本は格別

2年振りのサクラマス!

3月9日、北上水系・追波川でサクラマスが姿を見せてくれました。当日は早朝からポイントをミノーで一通り流し、その後、戻りながら21gのスプーンにチェンジ。着底後、約5mほどリトリーブしたタイミングで強烈なアタリがあり、元気な51cmのサクラマスをキャッチしました。いわゆる“小桜”サイズながら、力強い引きを見せる魚でした。

これまでの状況

北上大堰は11月からオーバーフロー状態が続いており、主に3・4・5番ゲートから越流しています。水色は雪代が入り、うっすらと濁る“ささ濁り”の状態。

ここ最近は上流域での釣果が中心でしたが、9日と10日は下流域でも釣果が確認され、川面では魚のもじりも確認されています。10日の時点で今季の累計は13尾となりましたが、11日以降は渇水の影響か釣果の声は聞こえず、水量は「もう少し欲しい」という印象です。釣り方の傾向は、手前から足元のレンジを狙うならミノー、沖のレンジを探るならスプーンといった使い分けが有効です。最上流から下流域まで、ミノーとスプーンのどちらにも釣果が出ており、ルアーの偏りは見られません。

3月13日現在、水位は大きく低下し、川はまさに雨待ちの状態となっています。火曜日以降は釣果も0が続いており、状況はやや停滞気味です。降雨による増水や水の動きが加われば、状況が一変する可能性もあるため、今後の天候が鍵を握りそうです。

今後は、北上大堰のゲート開放が重なれば水の動きがさらに活性化し、サクラマスの遡上や回遊にも好影響を与える可能性があります。特に、来週は大潮も絡むので、降雨や雪代により増水もすれば、新たな群れが入る可能性は高いでしょう。

また、旧北上川でも1日に3尾ほどの釣果が出ているとの情報があります。サイズはやや小型が多いものの、少なからず群れで入った可能性があり、今後の動きが注目されます。さらに気になるのが、岩手県沖で行われているサクラマスジギングの釣果状況です。海での群れの動き次第では、その一部が南下し、追波川へ遡上してくる可能性もあります。

釣り場のマナーにも注意!

なお、先日、左岸の土手で火災が発生しました。原因は、アングラーによるタバコの不始末の可能性が高いとみられています。春先は乾燥しやすく、さらにこのところ強風の日も多くなっています。小さな火でも大きな事故につながりかねません。
釣り場を守るためにも、火の取り扱いには十分注意し、マナーを守った行動を心掛けたいものです。

追波川のサクラマスは、まだ本格シーズンの入口に立ったばかり。雨による増水と水温の上昇が重なれば、状況が大きく動く可能性があります。今後の動向に注目です。

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釣り東北WEB編集部

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