追波川サクラマス、今季最大のビッグラン!

レポート:岡 世志勝

待望のオーバーフロー!
ズラリと並ぶアングラー

3月29日の低気圧通過によって降った雨は瞬く間に川を増水させ16時に待望の北上大堰開放。翌30日は濁りも酷くゴミも大量に流れ釣りにならず。31日数匹確認できたが、まだまだ濁りがある状況だった。

そして4月1日。若干濁りが収まり堰は開いている状況でも各ポイントでサクラマスは釣り上げられ、今シーズン初の20匹がカウントされた。流れが強くミノーでの釣果がほとんどだった。

翌2日、前夜のうちに北上大堰がオーバーフローへ! 待ちに待ったこのチャンスを逃さしまいと数多くのアングラーが追波川に集結、その甲斐あってか今シーズン初30匹のサクラマスがカウントされ多くのアングラーを喜ばせた。この日は一人2匹や3匹のキャッチも複数人あり、まさに大量遡上となった。そして翌3日も流れは穏やかになりつつも20匹以上のサクラマスを確認した。

今シーズンは中々厳しいと言われていた追波川のサクラマスもこの3日間で70匹を超える釣果。本来のビッグランには程遠いがこれぞ追波川のサクラマス! 県外から訪れるアングラーが追波川でサクラマスを手した瞬間は見ていてホント嬉しい限りだ。不調だった2、3月を4月に入り帳尻合わせてきた感じでこれからも期待したい。

ちなみにこの3日間のヒットルアーはヘビーシンキング、ディープダイバーのミノー、スプーン、バイブレーション、鉄板バイブなどバラバラで、水位に合ったものをセレクト。潮汐というよりは濁りがあるせいか、下げ上げはあまり関係無く、早朝よりは陽が昇ってから午前中がピークだった。

複数キャッチ!

WRITER

岡世志勝

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北上追波漁業協同組合所属、追波川サクラマス監視委員。1~5月は自身も同川のサクラマスに没頭するが、それ以外は牡鹿半島界隈の船釣りをメインに楽しむ。

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