宮城県三陸沿岸のホットスポット、牡鹿半島エリアは、青物ジギングの魅力が凝縮されたフィールドです。今回は、その牡鹿半島エリアからさらに北の追波湾周辺を舞台に、バリバスフィールドテスターの椙尾和義さんがライトジギング(SLJ)で良型青物を狙った釣行の模様をお届けします。
牡鹿半島エリアの概要とターゲット

近年は黒潮の蛇行、親潮のバランスなど潮の状況によりシーズンがボヤける傾向もありますが、例年9月頃から11月いっぱいまでが青物シーズンの目安となります。メインターゲットはイナダやワラサ(イナワラ)で、良い時で1人5~10本。その他にもサバ(1㎏前後の通称「金華サバ」もまじる!)、ヒラメ、マダイ、アジ、ホウボウ、稀にサワラやヒラマサといった多種多様な魚種との出会いが期待できます。タイミング、状況によっては8kgオーバーのブリ、10kgオーバーのヒラマサといった大物の可能性も秘めています。







ライトタックルが青物を呼び込んだ!
今回の釣行では、潮があまり動かず、魚が低活性ということで喰わせ重視のSLJとライトジギングの2タックルで青物に挑みました。ライトタックルであるからこそ、潮のわずかな変化を捉え、繊細なアプローチで魚を引き出す楽しさがあります。






[タックルその1・SLJ用]
ロッド :シマノ オシアジガー リミテッド SLJ 610-0
リール :シマノ ツインパワー 4000 MHG
ライン :バリバス アバニジギング10×10 マックスパワーPE X8 1号
リーダー:バリバス ショアレコード ショックリーダー 5号
[タックルその2・ライトジギング用]
ロッド :シマノ オシアジガー ナチュラルジャークS64-2
リール :シマノ ステラ SW 6000HG
ライン :バリバス アバニジギング10×10 マックスパワーPE X8 2号
リーダー:バリバス ショックリーダー[フロロカーボン]40Lb
[タックルその3・ライトジギング用強め]
ロッド :シマノ オシアジガー リミテッドS62-3
リール :シマノ ステラ SW 8000HG
ライン :バリバス アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X9 3号
リーダー:バリバス ショックリーダー[フロロカーボン]40Lb
X8とX9の使い分け
その確固たる強度と使用感から多くのジギングアングラーが愛用している「アバニジギング10×10 マックスパワーPE X8」。そして直進性が高く、低伸度で感度に優れた「アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X9」とではどっちがジギングに向いているのでしょうか? 実際迷っている声も多いようですが、結論からいうと椙尾さん的には「どっちも!」(笑)。それぞれの特徴と使い分けを解説していただきました。
アバニジギング10×10 マックスパワーPE X8

アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X9

オフショアアングラーも試したいショックリーダー
そして椙尾さん最近お気に入りのショックリーダーは、バリバス ショアレコード ショックリーダー。フロロカーボン製ながらナイロンに近い柔らかさ、伸びが特徴で、ショックリーダー効果が高く、ノットの組みやすさ、根ズレ耐性に優れます。柔らかいリーダーを探しているアングラー、特にライトジギング、SLJ、タイラバなどのジャンルが好きな方はぜひ使ってみてください。


攻略の鍵は「丁寧なアクション」
青物のヒットパターンは多岐にわたりますが、今回の釣行で特に効果的だったのは、やはり椙尾さんがいつも心掛けているという「丁寧なアクション」でした。
「活性が高い時はあまりアクション関係なく釣れますが、低活性で状況が厳しい時ほど、スムーズで同じ幅のシャクリ、リズムとラインテンションを一定に保つような、丁寧なアクション、キレイなアクションが釣れやすいと思います」

1.基本はワンピッチジャーク
青物狙いの基本は、1ジャークに対してリール1回転を基本としたワンピッチジャークです。SLJのタックルでは、スローな誘いでレンジを丁寧に探るため、リール半回転をメインにしました。

2.変化が少ない時はスローに
潮の流れが緩かったり、アタリが少ない渋い状況では、スローピッチやスピンスローのような、ジグを跳ね上げすぎない「スローな誘い」と「フォール」が非常に有効でした。フォール中に食わせるパターンも多く、着底後の巻き上げ開始直後や、底から5〜10mほどの比較的浅いレンジでヒットが集中。特に良型のワラサ(最大6kg級)は、ゆっくりと丁寧にアクションさせた時に口を使ってくるケースが目立ちました。

3.潮の変化とレンジ意識
ジグにかかる水圧、水流の抵抗から潮の流れの変化を想像しながら、適正アクションを探り、レンジを丁寧に探ることが重要です。また、イナダ、ワラサといった青物は群れで行動していることが多いため、レンジをこまめにチェックすることも釣果に繋がります。

大物と渡り合うためのラインメンテナンス
ライトラインで大型青物を狙う際、最も重要となるのがラインシステムです。
ワラサクラス以上がヒットすると、細いラインには大きな負荷がかかります。リーダーに傷が入ったり、PEとの結束部分に違和感がある場合は、面倒がらずにすぐに結び替えを行うことが、貴重な大物を確実に取り込むための鉄則です。 この「丁寧なラインチェック」がライトジギングでの良型、まさかの大物を獲るための秘訣と言えるでしょう。



無限の面白さを秘めた牡鹿半島エリアのライトジギング。ぜひ皆さんもこの秋、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。



