
秋田・編集部
秋田港北防波堤は、平成31年3月に「釣り文化振興促進モデル港」に指定され、令和2年8月に土日祝日のみ営業の有料釣り施設としてオープンし、秋田県民はもとより東北地区の釣り愛好家たちに安全・安心して釣りが楽しめると人気を博している。
北防波堤へは毎年(公財)日本釣振興会秋田県支部(石黒光二支部長)主催でマダイの稚魚を放流しているが、今年は地元の幼稚園児25人とお父さん、お母さんたちも参加し令和7年9月5日、マダイとヒラメの稚魚を放流した。
「早く大きくなってね~!」と、元気に放流
今年は子供たちに生命の大切さや自然環境保護について肌で感じてもらおうと、秋田港近くの認定こども園・土崎幼稚園児たちと保護者に参加してもらいマダイ・ヒラメの稚魚各2.000匹の計4.000匹を放流した。


午前9時40分、秋田港北防波堤に到着した園児たちは安全のためライフジャケットを着用し、バケツに入れられた活きているマダイとヒラメの稚魚を見て、「わぁ~、ちっちゃくてかわいい~」とおおはしゃぎ。放流事業の主催者である石黒光二秋田県支部長が「みんなでおさかなさんに声をかけて放流してくださいね」と音頭をとると、子供たちは「早く大きくなってね~!」と元気に声をかけ準備された波トタンのスロープへ稚魚を流した。


放流が終わると高野誠一郎土崎幼稚園長が、「今回は子供たちにとってとても良い体験になりました」とお礼の言葉を述べたのに対し、釣り施設を運営している石黒須佐夫(一社)秋田港有効利活用協会長が、「元気な子供たちからパワーをもらいました。今後もこのような機会を設けます」と応答し、無事に終了した。