船からもブラーで根魚爆釣! 「第1回ブラー大会」開催される

良型のマゾイを揃えて優勝したくまちゃん

オカッパリの釣りで何でも釣れると言っても過言ではないお馴染みの超シンプル仕掛け、フジワラ「ブラー」。令和7年5月31日に珍しい船釣りの大会「第1回ブラー大会」[主催:SALT Beach]が秋田県男鹿半島の戸賀エリアで開催された。

船用のブラーってあるの?

こちらはSALT Beachオリジナルカラー

オカッパリの仕掛けとしてメジャー過ぎて「ブラーに船用ってあるの?」と疑問に思う人もいるのでは? 「ノーマルブラー」は30gや40gといった重いものもラインアップされており、水深は勿論、潮流、風の状態にもよるが水深50m前後までカバーできる。また、そのほか船用の重めのものには「東北マダイ」「スーパーブラー」などもある。

ブラーの魅力はなんといっても木の葉のようにヒラヒラと水中を舞うようなフォールで魚の興味を引くアピール性。これはオカッパリだけでなく沖でも同じ。オカッパリから届かないエリアにいる魚たちを魅惑するべく、当日はSALT Beach の友栄丸、とが丸の2艘に14名の参加者が分乗し、2匹の総重量で競い合った。

当日は10m以上の東系の強風ながらダシ風で海上はベタ凪。これも戸賀のポテンシャル

オリジナルチューンで楽しむ!

参加者に話を聞くと、やはり船でブラーを使うのは今回初めてとのこと。それでも1週間前からオカッパリから練習していた方も多く、さらにはブラーにシールを貼る、オフセットフックを付けてワーム仕様にするなど、各自思い思いにオリジナルチューンしていた。

ケミブライトカラーにシールを貼ったチューン

ただ、心配なのは海のコンディション。今季は週末となれば強風が吹き、当日も10m以上吹き、雨も降る予報。幸い東系のダシ風のため、出船には問題なかったが、早上がりしても良いように念のため当初予定した時間よりも出船時間を早めた。あとは、出船回数が少ないのもあって魚の動きが捉えきれず、出船できてもあまり釣れていないことも心配された。

しかし、蓋を開けてみれば何でも釣れるブラーらしくカサゴ、マゾイ、クロソイ、アイナメ、メバル、キジハタ、ホッケなど様々な魚種が釣れ、多い人では20匹以上釣る人もいるほどの爆釣だった。また、優勝した【くまちゃん】は2匹総重量で3kg超えの好成績。【くまちゃん】曰く「40gのスーパーブラーに大型のワームとフックを付けて、小型が掛かりにくくしたのが良かった」とその戦略がハマって良型のマゾイを揃えた。上位3名の成績は次の通り。

優勝 くまちゃん 3.1kg

2位 こなつちゃん 2.2kg

3位 仙道さん 1.9kg

上位3名。おめでとうございます!
検量集計の間に周辺をクリーンアップ
皆、船でのブラーの威力を知り、またやりたいと口を揃えた

協賛メーカー:フジワラ、クレハ合繊、マルキユー、テイルウォーク、BMOジャパン、アイビック、ベイトブレス、つりショップ海風、シップスマスト、釣り東北社

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釣り東北WEB編集部

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