
連載「わっぱが特捜隊 ANOTFER SIDE」は隊員Tが釣りのジャンルや、釣り方など一切気にせず自由気ままに釣りをご紹介する連載となっております!


目次
エピソード1◆幻の魚サクラマス◆
渓流で魚の女王と呼ばれるヤマメ。そのヤマメが海に下り大きくなり河川に再び遡上するのがサクラマス。個体数が少なく、釣ることが非常に困難で1匹の価値がすこぶる高いので、サクラマスの魅力に取りつかれた釣り人は少なくない。1シーズンにまずは1匹釣れれば御の字で、地元で釣行回数が多い釣り人でも10本も釣れば大満足の魚なのだ。
今回はこの河川のサクラマスにチャレンジ!




エピソード2◆未知の領域で…◆
実釣は秋田サクラマス解禁4月1日から翌々日の4月3日。選んだ河川は秋田県南部に位置する子吉川で隊員MASAはホームだが隊員Tは片手で数えるくらいしかやったことがない。選んだ理由としては、雪代、雨の影響が少なくそれなりにサクラマスが釣れていたこと。隊員MASAは仕事で昼過ぎから合流とのことで、まずは隊員Tが一人で地図と目視を頼りに適当に朝一からスタート。


何となく選んだポイントはテトラ帯のが入ったトロ瀬。上流から下りながら攻めるが全くノー感じでわっぱが(焦)。そして小さな小川があり下流に下れないポイントにたどり着き、ミノー、スプーンなど一通り攻めたが反応なし。ならばと大好きな鉄板バイブレーションをキャストして横の釣りではなく縦の釣りにシフト。その数投目、フォールで違和感があったが気のせいだろうとリールを巻くとテンションが全くない。「えっ?」と思っているとラインが手前に走っているではないか!?まさかのヒットに慌てるも時すでに遅し…。すぐにテンションがなくなりバラシでメガわっぱが(号泣)。初めてのポイントで早々にヒットだったのでショック倍増(トホホ)。その後もあちこちラン&ガンするも全くの無反応で撃沈。
エピソード3◆隊員MASA合流も…◆
午後1時過ぎにわっぱが隊員MASAが遅れて合流。
時折雨が降る状況の中下流からスタート。どうやら解禁日、2日目にヒットやバイトがあったエリアらしい。二手に分かれ思い思いの場所で色々なルアーをキャストするが全く異常なし(苦)。


有望ポイントで反応がないので、続いては上流へポイント移動。ここもメジャーポイントで実績抜群なのだがサクラマスは一筋縄ではいかない魚なので安定のノーバイト。結局午後5時過ぎまで粘ってみるもサクラマスからのコンタクトはなく撃沈わっぱが(泣)。

しかし、このままではただの釣行記となってしまうので、とっておきの釣果をご紹介!実は数日前にわっぱが隊は3月1日に解禁となっていた山形県赤川にチャレンジしていたのだ。


釣行の1週間くらい前に隊員Tは隊員MASAを赤川に誘っていたが、秋田解禁に備えるとのことで断られていた。しかし3月末に隊員Tが仲間数名と一緒に釣行することになり、隊員MASAの顔見知りもいたので一応誘ったら来るということで急遽参戦。そして奇跡的にも隊員MASAが60cmオーバーのサクラマスをキャッチしていた。

釣りは自然相手で難しいが、本当に些細なタイミングなどで記憶に残る釣果に恵まれることがあるから面白い。今回は日本国内で釣ることが難しいサクラマスにチャレンジしたが、簡単に釣れないだけに奥が深く魅力が多い。価値ある1匹を求めて挑戦してみてはいかがだろう!

隊員MASAのYouTube動画「桜鱒釣りたい」https://youtu.be/NMRaXbebxSE?si=cnl4zO1gmu8DIIcA
