シマノのオフショアジギングロッドのラインアップでは、オシア、ゲームシリーズに次ぐ中核モデルとして「グラップラー」シリーズがあり、その下に入門モデルのグラップラーBBシリーズがあります。
今冬のタイミングで、中核モデルの「グラップラー」シリーズがリニューアルし、本記事ではその中のひとつ「グラップラーType SLJ」について紹介します。
グラップラーに新たに加わったスーパーライトジギング(SLJ)専用モデルの気になるそのスペックとは!?
画像/出典:シマノ
目次
細径化されたブランクスに秘められたコンセプト
ライトジギングよりもっとライトなジギングジャンルのスーパーライトジギングは、タックル、ジグも軽量でいながら多彩な魚種を狙えるため人気を集めています。
すでにシマノでは上位モデルのオシアシリーズにはSLJ専用モデルがありましたが、今冬、満を持して中核モデルの「グラップラー」シリーズに「グラップラーType SLJ」として仲間に加わりました。
一見、華奢そうに見える細径化されたブランクスは、スムーズにベントカーブを描くアクションで、操作感を感じにくい小型・軽量ジグでも軽快に操ることができ、ファイト時にはしっかり曲げ込んでファイトを楽しめるコンセプト。
細径化による捻じれやパワーロスが懸念されるが、そこはスパイラルX、ハイパワーXといった技術で抑制されているため、安心してファイトに集中できるはず。
全国様々な近海ジギングで活躍できる3ラインアップ
「グラップラーType SLJ」には「S66-00」、「S66-0」のスピニング2機種にベイトの「B63-0」の1機種、スーパーライトジギングにおける王道スペックの合計3機種構成になっています。
こだわりのリールシート
次にロッドのディティールを見てみると、リールシートにもこだわりが見えます。
まず、スピニングには上位機種にもあるパーフェクションシートXTが「グラップラーType SLJ」にも採用。
段差がなく、軽く握るだけでガッチリと決まるグリップ感に細く握りやすい形状がアングラーの負担を軽減し、カーボン強化素材CI4+により感度も抜群。
ベイトに搭載のテクニカルホールディングシートはフードの段差が少なく一体感が向上したシームレス設計で、握り込んだときの違和感が少なく集中力がUP。さらに底面フラット設計と後端を太くデザインしたショートEVAグリップの効果も相まってフィット感や握りの安定性が向上しています。
中核モデルの「グラップラー」シリーズはジギング、スロー系ジギング、ライトジギング、スーパーライトジギング、キャスティングの5タイプがあり、手を出しやすい価格が魅力でもあります。
予算を無理して高額な上位機種を1本だけ選ぶより、グラップラーを複数揃えたほうが、間違いなく釣りの幅が広がることでしょう!