【連載】エフエム秋田「釣り♥lab」ウェブ出張版Vol.8 夏の渓流ルアー釣りを振り返る

秋田/佐藤早苗

まずはこの夏、東北各地を襲った大雨や台風により被害に遭われた多くの皆様には心よりお見舞い申し上げます。さて、私は川の状況を見ながら、安全なタイミングで渓流釣りに行っていました。最近ではクマの出没も考えて、出没が多いといわれている早朝や日暮れ時(一番釣れそうな時間帯なんですけどね…)を避けて釣行していました。そんな私の夏の渓流ルアー釣りを振り返ってみたいと思います。

いよいよシーズンラストスパート!

クマ除け対策については、ラジオ番組でもいつも話題に挙げていますが、まずはクマと遭わないようにするために、クマ鈴は有効だと思います。人間がココにいますよ!というアピールは大切です。あとは1人で行かない、複数人とおしゃべりしながら、自分の気配を消すことなくクマのいる山へ入らせてもらうことが第一前提だと思います。

盛夏の渓流ルアー釣りを楽しみました

さて、もう今年も9月ですね。渓流釣りはラストスパートの最終月! 私の住む秋田県の渓流釣りは、9月20日までの解禁期間となっています。今年の夏も昨年ほどではないものの暑かったですね。

今シーズンの渓流釣りを振り返ってみると(まだまだ秋ヤマメに逢いに行きますけどね)記録的豪雨の影響を乗り越えて、魚の付く場所も大幅に変わっていた気がします。そんな中、元気で美しい秋田のヤマメたちに逢えると嬉しさもひとしおです。

奇麗なヤマメも出てくれました

サイズは尺クラスこそないけれど自分なりに満足のいく釣果です。私の使用している渓流タックルはルアーも含め、ほぼイトウクラフトです。ルアーは最近発売になった新商品から定番のものまでレンジの幅も幅広く種類があるのでお勧めです。中でも食いが渋い状況では42タイプのルアーを使ってみると意外と釣果につながりやすいです。気になる方は是非、試してみて下さい。

キャスト上手は釣果も付いてくる!

渓流釣りでは、なんといってもキャストが肝心! 私も10年以上釣りしているので、その辺の若いもんには負けないけれど(笑)、私の周囲にいる釣り上手な人達のキャストには特徴があることに気が付きました。それは、投げた時に「ロッド、ライン、ルアーが、常に一体感のある動きをしていること」です。ヨーヨーが手に戻ってくる感覚に似ています。

石を投げるように、ただルアーを投げるのではなく、自分の手首のスナップとロッドのしなりを使って、さらに着水点の微調整ができる!あのキャストができるようになるにはもう10年くらいかかりそうだな…笑

渓流に行くと聞こえてくる鳥、虫、そして水の音から涼を感じられて幸せな気分になります。昔も今も、時代が変わっても変わることのない夏の音っていいですね! 最近ではトンボの姿も見られました。あまり警戒されていないのか意外と近くまで寄ってくるのでかわいいです。秋めいてきた山々、婚姻色になった美しいヤマメたちに逢いに、是非お出かけ下さい。

釣りラボ

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WRITER

佐藤早苗

エフエム秋田「釣り♥lab」ラジオパーソナリティ

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元CNA秋田ケーブルテレビリポーターで、現在はフリーランス。釣り歴12年。テレビ番組がきっかけで始めたルアーフィッシングが、現在は自身のライフスタイルの1つとなっている。年間釣行は約70回。渓流、サクラマス、シーバス、タイラバ、ジギング、エギング…他。

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