天気も回復で釣果もアップ!?
先週末は台風の影響で風が残る状況でした。今週は一転して好天が続き、山も海も安定を取り戻しています。もしかするとあちこちから爆釣という情報が聞こえてくる予感がしてなりません。そんな編集部が勝手な想像でオススメする釣り物予報をご覧下さい!
渓流
先週降った雨による増水や濁りも一段落し、各地の渓流はリセットされたのではないでしょうか?
カワムシ、ミミズ、ブドウムシなどをツケエサにしたミャク釣りは勿論のこと、ミノーやスプーンなどのルアーでもイワナやヤマメの釣果が望めそうです。
今年もクマによる被害や目撃情報が多発していますので、渓流にエントリーする際は細心の注意を払うと共に、万全の対策を講じるようにしましょう!
河口部
各地の大きな川の河口部付近でランカークラスのシーバスがヒットし始めました。
川水に濁りが入った後で、シーバスの活性も上がっているタイミング。また、サーフでは沖側からの向かい風がベイトとなる小魚を波打ち際に運んでくれるため、多少波っ気のある条件を選ぶと、良い結果に恵まれる可能性が高まります。
どちらのフィールドでもウェーダーを着用し、水の中に立ち込むケースがあると思いますが、万が一の備えてフローティングベストも忘れずに!
サーフ
そろそろサーフからのルアー釣りが盛り上がりを見せそうです。
既に山形~新潟のサーフで、イワシをベイトとする青物が釣れ盛っております。その他のエリアでも今週は水温も上昇して、良い条件が整いつつあります。
特に宮城の仙南サーフは人気のスポットでありますが、駐車スペースなどに配慮して、地元や他人の迷惑にならないようにして、フラットフィッシュとのファイトを楽しみましょう!
サーフキャスティング
日本海側の各サーフで、投げのキス釣りが本格化しています。
サーフからの投げ釣りでは、超遠投の醍醐味もありますが、実は波打ち際のカケ上がりを狙っても良型のキスを釣ることができます。シーバスロッドなどを使ったチョイ投げでも十分に釣果が期待できて、今週末は至近距離から送られてくる強烈なアタリに驚かされる人も多くなることでしょう!
ライトフィッシング
軽量ジグヘッドを使用した、アジング、メバリングがオススメです。
メバルはそろそろ終盤戦に入りますが、それと入れ替わるようにアジが釣れています。この時期は30cm超の尺アジが掛かることもあるため、万が一に備えてタモを準備しておきましょう。
夜間にナイトゲームを楽しむ場合は、漁業関係施設などに近寄らず、係留ロープや船舶などにジグヘッドを引っ掛けないようにしましょう。他の地区ではこのような事態によって釣り禁止となった漁港も存在します。釣り人としてのマナーを守り、他人の迷惑にならないよう、広く安全なポイントでライトゲームを楽しみましょう!
磯
日本海側の磯ではメジナの釣果が上向きになっています。
今年の磯は賑やかで、好調をキープしているクロダイに加え、マダイも接岸し始めたかと思いきや、メジナの群れも入り始めています。
秋田県男鹿半島の沖磯では2ケタ釣果も決して珍しくなく、今週末も良型アジの嬉しいゲスト交じりで多くの釣り人の心を満たしてくれることでしょう!
エギング
宮城~福島、秋田~山形で、親イカと思われるアオリイカが釣れています。
産卵を控えた親イカを、水深の浅い藻場などで目視することが多くなる時期です。中にはエギに反応しない個体も多く、足を使ってラン&ガンで攻める必要もあります。
近年、手軽さから人気のになっているエギングですが、各地の漁港でエギンガーの密集による騒音、ゴミの放置、迷惑駐車などに対し、地元住民や漁業関係者からのクレームが増加しています。最悪の場合は立入禁止と釣り禁止の措置も出ており、くれぐれも自分で自分の首を絞めるような行為は慎むようにしましょう。
船釣り(エサ)
太平洋側ではヒラメのエサ釣りがシーズンに入りました。
三陸沖~福島沖にかけて、活きイワシをエサにしたのませ釣りが面白そうです。シーズン初期は座布団クラスの大物の割合は低いものの、食べて美味しいサイズが数多く掛かって竿を曲げてくれます。
のませ釣りの場合は、最初のアタリがあっても焦ってアワセを入れず、完全に呑み込むまで待つようにするとフッキング率が高まります。釣ったヒラメは何と言っても刺身で美味しく食したいもの。釣れたら鋭い歯に注意しながらすぐに締めて血抜きするようにしましょう!
船(タイラバ)
東北全域と新潟沖で絶好のマダイシーズンを迎えています。
マダイは様々な釣り方で狙うことができます。青森県陸奥湾では軽量テンヤ+冷凍大エビ、秋田県男鹿沖ではアオイソメをツケエサにしたり、他にも伝統的なコマセ釣法によるシンプルな釣り方もあります。
しかし最近のトレンドは「タイラバ」「ジギング」となっており、水深や潮流の速さなどによって、そのポイントに馴染むウエイト、カラーを使用するようになっていますので、釣行の際は予約する時点で船長にウエイトを確認しておくと良いでしょう。
熱中症対策も!
今はまだ朝晩は涼しくて釣りに集中しやすい気温ですが、陽が高くなって直射日光が当たるとかなりの暑さを感じる季節でもあります。特に陽射しを遮る物がないポイントでは、過度な発汗による脱水症状の危険性もあります。
長袖シャツやキャップの着用は勿論のこと、定期的な水分補給は欠かさずに行い、熱中症と日焼け対策も忘れず、初夏の釣りを楽しみましょう!