GW後半も晴天!
最長で10連休となる今年のゴールデンウィーク。後半の天気予報も全域で良さげな気配がプンプンしています。5月の3~4日にかけては、各釣り場や遊漁船は遠征釣行組が多いかもしれませんが、5~6日は連休疲れと早めに帰宅して疲れを取る人も増えるでしょう。従って、釣り場は若干空き気味となり、絶好の釣り日和を過ごすことができるものと予想します。
渓流釣り
今年の東北~新潟の各渓流は、イワナ、ヤマメが好調に釣れています。もう既に釣れている川では、積極的にルアーをチェイスする魚も多くなっています。
さすがに先行者がある場合は魚の反応は厳しくなりますが、早朝からエントリーして爽やかな空気を吸い込みながら、自然と一体化して渓魚と向き合えば、日頃のストレスや日常を忘れてリラックスできることは間違いないでしょう!
源流域まで入ると、まだ残雪があったり動物と遭遇することも考えられます。釣行の際は「もしも」のことを想定し、準備万端な態勢で安全な渓流釣りを楽しみましょう!
アジ
先週もアジをオススメしましたが、日本海側では秋田港付近まで良型アジの釣果が出ており、今週末は青森県まで北上するのではないかと大胆に予想します。シーズン初期のアジはサイズも数も満足のいく釣果に恵まれることも多く期待は大きくなることでしょう。
コマセでアジを寄せて釣る伝統的なサビキ釣り、そしてライトタックルで狙う、いわゆる「アジング」でも釣果が出ており、お好きな釣り方やスタイルで楽しみましょう!
ただし、注意して頂きたいのは、釣り場へのゴミの放置です。コマセ、ワームの袋、そして空き缶やペットボトルなどのポイ捨てが後を絶ちません。釣り場はみんなの場所であり、自分勝手で無責任な行動が許されるはずがありません。釣りに行く際は、ゴミを入れる袋などを必ず持参し、帰宅してから決められた方法で処理をするようにしましょう!
シーバス
各地の大きな河川などの河口部を中心に、シーバスが釣れ始めています。河口、サーフ、港湾などで、ベイトとなる稚アユやカタクチイワシなどの群れが見られたらチャンスは大きくなります。
先週は秋田県の秋田港、福島県の相馬港や小名浜港、新潟県の大河川などで釣果がありました。60cm前後までの小型サイズが多くなっていますが、ベイトとなる小魚が増えると同時に成長し、今後サイズアップすることに期待しましょう!
シロギス
先週は秋田県~山形県のサーフでシロギスが姿を見せ始めました。まだ本格的に数が釣れる状況ではありませんでしたが、待望の「初キス」を手にして、きっと心が満たされたことでしょう。
シロギスは産卵のためにサーフなどの浅い砂地に寄ってくることから、意外にも波打ち際に近い距離でヒットすることが多くなります。そのためチョイ投げタックルやシーバスロッドなどでも十分に対応が可能です。
市販のキス仕掛けにジャリメやアオイソメを付けてキャストすれば、奇麗な魚体に似合わない強烈なアタリを堪能することができるでしょう! 活きエサが苦手な人は、イソメ専用の滑り止めも市販されていますので、エサを購入する際に釣具店に相談してみましょう!
コウイカ
大量の墨を吐くコウイカですが、その身は歯応えと旨味があって抜群の食材になります。先週は秋田県秋田港、福島県小名浜港などで釣果があり、今年もシーズンインした模様です。
コウイカはエギで狙うのが主流ですが、アオリイカのエギングで多用する、大きなシャクリなどのロッドアクションは不要です。コウイカは主に海底近くで補食行動を取っていることから、エギは浮かせても50cm程度でも有効な誘いになります。また、エサ巻きタイプのエギに鶏のササミや冷凍キビナゴなどを巻くと、エギの動きに加えて匂いでもアピール、コウイカの反応が良くなることもあり、試す価値は十分にあると思われます。
アイナメ
アイナメは今がハイシーズンで、船釣りでもショアでも高活性の時期となっています。船釣りでは特効エサと言われているイワイソメや、太平洋側の一部で受け継がれているエラコがツケエサとしてオススメです。
また、アオイソメを使用する場合は、尻尾をカットして数匹を針に付ける「房掛け」にすると、切り口から放出されるエキスや匂いがアイナメを強力に刺激します。しかも、針先の位置がエサの端に近くなるため、ツマミ食いレベルでもフッキングに至る確率が高くなるので参考にしてみて下さい。
ルアー釣りではテキサスリグを基本とし、ショアからでもボートからでも、根周りを積極的に探ると釣果に結び付きやすくなります。使用するワームは、ホッグ系、シャッド系、カーリーテール系などの形状に実績があります。また、カラーはお好きなものを複数準備しておき、魚の反応を見ながら状況に応じてチェンジするようにしましょう。
今週も楽しい釣りを期待しています!