福島県・桧原湖 ワカサギ釣行レポート(2025–2026 氷上シーズン)―釣り人の身体を守る、ワカサギ釣りのアップデート―

レポート 三好正邦

1.釣行概要

2026年2月21〜23日の3日間、福島県桧原湖南部に位置する「ゴールドハウス目黒」を拠点に、氷上ワカサギ釣りを満喫してきた。今シーズンの桧原湖は暖冬の影響もあり、例年のような“全面結氷”には至らなかった。エリアによっては氷の厚さにムラがあり、慎重な判断が求められる状況だったが、今回エントリーした南部エリアは安定しており、3日間を通して安全に釣行できた。特に印象的だったのは、2日目の日中に気温が10℃まで上がったことだ。氷上とは思えないほどの暖かさで、テントの外に出ても快適に過ごせる“春めいた空気”が漂っていた。例年ならまだまだ厳冬期の雰囲気が残る時期だが、今年はまるでシーズン終盤のような穏やかさ。自然の移ろいを肌で感じながらの釣行となった。

福島県桧原湖。今年は全面解禁とはいかなかったが、なんとか氷上釣りが楽しめた
美しき磐梯山

2.桧原湖氷上の楽しみ方

桧原湖の氷上といえば、もちろんワカサギ釣りが主役だ。しかし、氷上の魅力はそれだけにとどまらない。今季は全面結氷しなかったため、スノーモービルで湖上を自由に走り回ることは難しかったものの、限られたエリアでのドライブは健在。白銀の湖上を颯爽と駆け抜ける爽快感は、桧原湖ならではの特別な体験だ。エンジン音とともに冷たい空気を切り裂くあの感覚は、何度味わっても胸が高鳴る。

スノーモービルは桧原湖ならではの楽しみ

また、晴れた日にはテントを出て“露天スタイル”で釣りを楽しむのもおすすめだ。風が穏やかな日は、氷上で簡単な料理をするのも贅沢なひとときとなる。温かいスープをすすり、ホットサンドを頬張りながら、穂先がわずかに震えるのを眺める時間は、釣果以上の価値がある。桧原湖の氷上は、釣り人それぞれの楽しみ方を受け入れてくれる懐の深いフィールドだと、改めて実感した。

せっかくなので露天で楽しむ
みんなでワイワイと!

3.当日のワカサギの状況

今回入ったポイントは、魚探にはそれなりに魚影が映るものの、ワカサギのサイズは全体的に小振り。群れは通るが、なかなか口を使ってくれない“気難しい”状況が続いた。そこで活躍したのが、以下のタックルであった。

穂先:CREEK D-JOKER/ERUZA10(プロト)

オモリ:軽めのタングステン(2.5g~4g)

仕掛け:小針&細仕掛け(玉付きが良かった)

小型のワカサギが多いときは、仕掛けの繊細さが釣果を大きく左右する。群れの中から“やる気のある個体”を丁寧に拾っていくような釣りで、アタリは小さく、誘いも繊細さが求められた。爆釣とはいかなかったが、難しい状況を少しずつ攻略していく過程は非常に面白く、終わってみれば満足度の高い釣行となった。

ボトムに映ったワカサギ
1匹の価値、喜びをかみしめて…
これだけ釣れれば十分!

4.長くワカサギ釣りを楽しむために ― 身体に優しい釣りを!

ここからが今回のレポートの本題だ。 私自身、年齢を重ねるにつれ、氷上釣りの“体への負担”を強く感じるようになった。腰痛、関節痛、足の痺れ・・・。特に氷上ワカサギ釣りは荷物が重く、テントの設営・撤収にも体力を使う。長時間あぐらをかいていると足が攣ることもあるし、狭い空間でじっとしているとエコノミー症候群のリスクも高まる。 さらに、夢中になってトイレを我慢してしまうのも“数釣りあるある”だが、これは健康面で決して良いことではない。暴飲暴食もしやすく、紫外線の反射で目や肌がダメージを受けることもある。

つまり、ワカサギ釣りを長く楽しむためには、釣技だけでなく“体のケア”が欠かせないということだ。そこで今回、私が強く推したいのが BMOジャパンのレールシステムである。

ワカサギスペシャルパッケージ(置き型ベース)Ⅲ

これに、まだ販売されていないテスト中の足長のレールシャフト、そしてエクステンドアームN150を組み合わせることで、椅子に座ったまま快適に釣りができる“身体に優しい釣り座”が完成した。

身体に優しく、とてもシステマチックな釣り座
さながらコクピットのよう
エクステンドアームN150

足長のレールシャフトは、バランスを保てる絶妙な長さで、氷上でも安定感が抜群。エクステンドアームN150はリール台の高さ・傾斜・前後位置を細かく調整できるため、自分の姿勢に合わせて最適なポジションを作り出せる。 これにより、腰や膝への負担が大幅に軽減され、長時間の釣りでも疲れにくくなった。

腰を伸ばして快適に!

さらに、地べたに座るよりも高い位置で釣りができるため、体が冷えにくい“暖かい層”に身を置けるのも大きなメリットだ。氷上は地面に近いほど冷気が強く、体温を奪われやすい。「足長レールシステム」は、その点でも快適性を大きく向上させてくれた。

若いサクくんなら大丈夫かもしれないが、このように座ると腰が…

持ち運びもバッカンに収まるほどコンパクトで、組み立ても簡単。準備・撤収のストレスが減るだけで、釣りの満足度は驚くほど変わる。“ありそうでなかった市販の椅子スタイル釣り座”として、正式発売が待ち遠しいアイテムだ。

5.その他 氷上便利ツール

BMOジャパンのアイテムは、体への負担軽減だけでなく、釣りそのものの快適性も高めてくれる。

ワカサギ電動リール用バッテリー

6V出力で低温環境でも安定した電力供給を実現。今回は3日間の釣行でも電池残量に余裕があった。電池切れの不安がないのは大きな安心材料だ。

BMフィッシングチェアーⅡ(クッションセット)

9段階の高さ調節が可能なアルミ製の軽量チェア。折りたたみ式で持ち運びやすく、クッションには小物やペットボトルを収納できるポケット付き。足先のラバー素材も氷上での安定感を高めてくれる。

ワカサギリール台(置き型)Ⅲ

釣り穴と穂先の位置関係を微調整する際に非常に便利。高さ・傾斜・前後バランスを細かく調整でき、氷上の凹凸に左右されず常にベストな姿勢で釣りができる。

6.まとめ

今回の桧原湖釣行は、釣果以上に「身体に優しい釣り」の重要性を再認識する時間となった。 年齢を重ねても、無理なく、快適に、そして長くワカサギ釣りを楽しむためには、道具選びと環境づくりが欠かせない。

桧原湖の氷上は、自然の厳しさと楽しさが同居する特別なフィールドだ。だからこそ、体を労わりながら、これからも末永くこの魅力を味わっていきたい。来シーズン、さらに快適性が増したBMOジャパンの新パーツとともに氷上に立つ日が、今から待ち遠しい。

WRITER

釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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