絶好調・三陸青物ジギング!

ここ数年の東北太平洋は黒潮が大蛇行して水温が高く、今まで釣れなかったケンサキイカなどが釣れて海の様子が今までとは異なっていた。ロックフィッシュなどが不調で夏から秋の青物も従来通りの釣果には恵まれていなかった。しかし2025年黒潮の大蛇行が終息して北からの津軽暖流に戻り海の中は通常に戻ったという。その影響でケンサキイカは全く釣れないが、ロックフィッシュの釣果も良くなり、スルメイカも順調、更には青物も復活してきて、8月の早い段階からかなり調子が良いとのこと。これは見逃せないので、急遽三陸青物ジギングを決行した!


目次

  1. ◆序盤から好釣!◆
  2. ◆鉄ジグのスロー&ハイピッチ◆
  3. ◆これから10月までが最盛期!◆

◆序盤から好釣!◆

実釣は8月下旬でメンバーは釜石市つり具オヤマの小山哲平さん、鉄ジグで親しまれているネイチャーボーイズ柳賢太郎さん、地元岩手の石川さんとわっぱが隊員Tの4名で釜石市花露辺漁港「荒神丸」での釣行。まずは実績ポイントからスタートするが最初の流しではノー感じ。続いては魚探にベイト反応がある周辺を流すことに。すると鉄ジグを使用していた小山さん、柳さん、石川さんのロッドが弧を描きヒット! わっぱが隊員Tは何故かジグヘッドワームを投入していてノーバイト…。3名はワラサクラスを無事にキャッチ! ちなみにタックルはジグウエイト200g前後のスピニングジギングロッド、5000番クラスのスピニングリール、ラインはPE3~4号にショックリーダーが40~60ポンド、メタルジグは150~200g。

 

◆鉄ジグのスロー&ハイピッチ◆

この日のヒットパターンは鉄で出来ている鉄ジグのスローな誘いかハイピッチなワンピッチジャーク。ベイトフィッシュがカタクチイワシということで、魚探に反応があれば比較的素直に喰ってくる良い状況。鉄ジグでスローに反応のあるレンジをじっくり探るか、ボトムから表層までを我慢してハイピッチで誘うかのどちらかが青物に効く状況。

朝一から午前10時頃まではこのパターンで誰かの竿が常に曲がっている状態で、魚影の濃さはかなりのもの。中盤からはブリクラスにサイズアップもできてお祭り騒ぎ!

そしてブリだけではなく、ヒラメやマゾイ、何と良型のカンパチまで登場するという激レアな展開となった!

◆これから10月までが最盛期!◆

三陸青物ジギングの本番はズバリ10月前後とまだシーズンは始まったばかり! 黒潮大蛇行以前は、10月頃に10キロオーバーが登場するなど数も釣れてまさにハイシーズンとなる。ここ数年の不調により青物ジギングアングラーが激減して遊漁船も青物ジギングを休止している状況。殆んどのアングラーがイカメタルへ移行したようなので、今シーズンの好調な青物事情で新規アングラーも含め、以前の青物ジギングファンも是非トルクフルなファイトを求めて三陸青物ジギングを満喫してみてはいかがでしょう!

WRITER

佐々木武

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秋田県秋田市出身50歳。本誌時代よりの連載「わっぱが何でも釣り特捜隊」シリーズの隊員Tとしてもお馴染み。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索している。
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