東北のマダイジギングシーズンは、おおよそ2~3月に山形県エリア、4月に青森県エリア、5月に宮城県エリアと順次開幕していく。今年は年が明けてもオフになりきらず、秋田県男鹿沖、山形県酒田沖、宮城県沖などで釣れ続けており、すでに始まっている感すらある。
さて、そんな中、横浜、大阪では今年もフィッシングショーが開催。いわば日本最先端の技術、その年のトレンドが垣間見えるイベントとして、編集部も毎年足を運んでは今後東北で注目されそうなアイテムをチェックしているが、今年マダイ関連で目に止まったのはON THE BLUEの「TGポテンシャル」というタングステン系のマダイ用メタルジグ。「フルタングステン」とうたうだけあって、同系ジグの中でもシルエットが一回り小さく感じる。

アタリがない時ほど威力を発揮する究極のメタルジグ
そのジグの生みの親は鹿児島県錦江湾で船宿を営む、錦野キャプテン。マダイジギングの魅力にハマった結果、自身が使いたい同釣りのアイテムを開発。年間釣行300回を超える恵まれたテスト環境、まさに「船上開発」で洗練されたこのTGポテンシャルは超自信作として他地域でも高実績を上げている。



「極小メタルジグの威力」タングステン素材を100%使用したフルタングステンメタルジグ。その極小シルエットは、魚に見切られにくく、口を使わせる力が圧倒的。さらに、一度使えば手放せない高感度の操作性も魅力だ。
その性能に東北でいち早く気づき愛用しているのは、宮城釣りガールのみくみくさん。同県・閖上港のノーザンポセイドン(吉田キャプテン)に乗船し、実釣を重ねてはマダイの釣果を上げている。





今季はすでにシーズン開幕! 出だしからマダイ、メバルが「TGポテンシャル」で絶好調!
宮城エリア「みくみく的使い方」
みくみくさんのホームグラウンドは仙台湾~相馬エリアで、メインの水深は30mライン、ツブ根が点在するポイントを狙うことが多い。底から10m程までの範囲がメインのタナで、春の乗っ込み時やベイトフィッシュが回遊で浮く時は中層までカバーする。
基本的にはドテラ流し、両舷での釣りになり、片舷は沖にルアーを流していく「出し」、逆側は船底に差し込んでいく「巻き込み」の状況となる。前者の「出し」は、バーチカルに落とし、底を取れるのであれば流し続けても問題ないが、「巻き込み」は沖にキャストすることと、船底に入ったら一旦回収して釣り直す必要がある。
アクションは、ただ巻きがセオリーとなり、TGポテンシャルは直線的な動きをするいわゆるIジグ系で、マダイの活性に左右されにくく安定した釣果が出やすい。動きのあるジグやタイラバへの反応が良い時は、ブレードやネクタイなどのトレーラーを付けている。ただ巻きのスピードは、状況によっては早巻きが効果的なこともあるが、基本的にはゆっくり巻いたほうがアタリは出やすいという。
山形県、そして青森県でもきっと活躍するであろう、今季大注目のフルタングステンジグ「TGポテンシャル」。近くのショップにない場合はネットショップでも販売しているのでぜひチェックしてみて!



