週末釣り物予報(2024年3月30~31日)

雨にも負けず…?

今週末は春の訪れを思わせるほど気温が高くなりますが、天気は雨が多く風も強まりそうな予報となっている所も多く、地域によっては釣果に影響が出るかもしれません。1人でも多くの人が、3月の締めくくりを良い釣果で迎えられることを祈っております!

サクラマス解禁

サクラマスの実績が高く全国的にも人気となっている、秋田県の米代川、雄物川、子吉川が、いよいよ4月1日に待望の解禁を迎えます。今季は「キープ10匹リミット」の制限が米代川水系サクラマス協議会から発せられていますのでご注意下さい。

解禁初日から釣果に恵まれることを願う

もう既に現地入りして川の様子とポイントチェックを行っているアングラーが居るかもしれませんが、昨年は解禁前夜からポイントにロープを張って場所取りをするなど、過剰な行為が見られました。また、迷惑駐車、車中泊時の夜間の大声、ゴミの放置なども散見されることから、あらためてマナーを遵守することを切にお願いします。

ロックフィッシュ

太平洋側ではアイナメの釣果が右肩上がりになっています。日中は勿論のこと、ナイトゲームでの実績も高く、ラン&ガンで未踏のポイントを探し当てるのも楽しみとなることでしょう。

今年の春アイナメは夜釣りに分がある

また、日本海側では高水温の影響で、カサゴが釣れ始める予感がします。磯場、防波堤や岸壁の際、ストラクチャー周りなどに棲息していることが多いため、こちらも狙ってみる価値は高いと思われます。

そろそろカサゴの釣果が出てもおかしくない

そして夜間はクロソイの活性も高く、様々なロックフィッシュがヒットしてくると思われます。思わぬ大物が飛び出す可能性もありますので、メバルタックル以上のパワーがあるロッドで楽しみましょう!

良型アジ

既に新潟方面では尺アジの釣果が出ていますが、雪代の流れ込みも落ち着いて海水温も高いと考え、良型アジの回遊が始まると予想します。

山形県酒田以北でも尺アジが乱舞するかも…

釣り方はスタンダードなサビキ釣りと、ライトタックルによる「アジング」に二分されるでしょう。サビキ釣りではアミコマセでアジを寄せてポイントを作るため、お子様でも釣りやすくファミリー向けの釣りとなります。

一方のアジングはコマセやエサに頼らずテクニカルな部分が多く、ジグヘッドのウエイト、ワームの形状、レンジの探り方など、ゲーム性が高い釣りとなります。

アジンガーは魚よりも先にワームに釣られてしまっている?(笑)

ただし、ここで注意して頂きたいのは、アジが着きやすい停泊中の船の隙間や際を狙うことです。全員がキャストコントロールできれば問題はありませんが、ミスキャストにより船やロープなどにジグヘッドが刺さり、そのまま放置されているケースが増えているようです。

漁師が作業する際に針が手に刺さって負傷し、釣り禁止や立入禁止の措置を取る漁港が、全国的に増えてきています。特にアジングで使用するジグヘッドは小さくて視認しにくいとの声が漁業関係者から出ています。

決してアジンガーだけの責任ではなく他の釣り方でも同様のことが言えます。自分達の手で自分達が釣りを楽しめる場所を狭めないよう細心の注意を払いましょう。

カレイ全般

三陸~仙台湾~福島沖で船のカレイ釣りが本格シーズンに突入します。マガレイ、マコガレイ、イシガレイ、ムシガレイ、ナメタガレイ、ソウハチガレイなど、様々な種類がコヅキによる砂煙に反応してくれることでしょう。

青森方面ではクロガシラガレイも口を使ってくれるシーズン

また、春はエサ盗りの活性が低いことから、漁港や防波堤などからの投げ釣りでもカレイが狙いやすい時期。アオイソメをタップリと針付けして、カレイからのアタリをじっくりと待つのも楽しいでしょう。

投げ釣りの場合、キャストする前に周囲の人や船の往来などがないことを確認してから投げましょう。また、船の航行時にミチ糸が船に絡むなどのトラブルが考えられるため、ミチ糸を沈めたり航路とミチ糸が交わらない角度を作ったりなどの対策を講じましょう。

マダイ

先週は秋田県や青森県からもマダイの釣果情報が聞こえてきました。まだ数釣りとはいかないまでも、早春の海で赤い魚体に心がリセットした釣り人も多かったようです。

釣り方は殆どの人がジギングかタイラバです。特にただ巻きを続けるだけでマダイがチェイスしてくるタイラバは、初級者でも釣れやすいメリットがあります。

ヘッドのみならずネクタイ、スカートのカラーや形状への工夫もタイラバの楽しみの1つ

リグのちょっとした一工夫で、他の釣り人との差が出ることもあり、「魚の王様」の人気は春からヒートアップするかもしれません。タイラバにはマダイ以外の嬉しいゲストも良く食い付いてくるため、最後まで気を抜かずにリーリングするように努めましょう!

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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