秋田/畠山和也
2023年12月29日(大潮)。この日は朝から一路、男鹿半島の加茂へ釣り納めに。久しぶりの凪予報のためか渡船を待つお客様で政運丸の船着き場は大賑わい。荷物の準備を済ませ2番船へ乗船。第1希望はババ本島でしたが、先行者がいらっしゃってババ離れへ渡礁させて頂きました。
釣り座付近へ荷物を運び終え、仕掛けを作る前にコマセを撒き潮の流れと速度を観察します。水温は14度と例年に比べて高目。潮を確認した後に仕掛けを作成します。この日はマダイやメジナの釣果も聞こえていたため、大物を想定して道糸、ハリス共にアトミックスライダーのナイロンの3号通し。
ウキは特殊ウキ潮アジャスターとし、タナ設定はハリス2ヒロ、直結部からウキ止めまでを3ヒロ半とし、針から50cm位の位置にガン玉G4を段打ちしました。ツケエサはハードタイプとブロックから取り分けたオキアミに、ネリエサのイエロー、ホワイト、レッド、ブラウン、シャキッとコーンを準備して実釣スタート!
釣り座は加茂向きに構え、潮が左から右へ(浜の方→焼飯島方面)の流れで、経験上、本命潮の中でのスタートです。ウキを流れに乗せてジワジワと沈めながら、魚の居るタナを探ります。開始から40分ほど経過した頃、スプールから道糸が弾き出されます! 顔を見せてくれたのは46cmの体高のあるクロダイ。クロダイ特有の叩くアタリを堪能しながら、追いコマセを5発投入し、取り込み後にも同じく5発程コマセを投入。ハリスと針チェックを済ませた後、すぐさま同じポイントを流して探っていきます。すると立て続けに4投4連発で40cmを超える良型クロダイがヒット! この後も1投1匹の連続で、合計11匹まで数を伸ばしました!
遅めの朝食後に釣りを再開、直後に25cmの口太メジナを追加します。メジナを追加した後の1投で、今日1番の大きなアタリがあるも、針を折られ残念ながら顔を拝めず…。推測ではありますが、尾長メジナのようなパワーとスピードでした。その後も釣り続け、潮は午後0時30分の納竿まで、本命潮のままでした。終わってみればクロダイが38~46cmまでの16枚、メジナが25cm1枚と、最高の釣り納めとなりました!
《渡船協力》
男鹿市加茂 政運丸
《仕掛け》
竿:ダイワ メガティス 1.75号
リール:ダイワ トーナメント 3000番
ミチ糸:アトミックスライダー磯 イエローグリーン3号
ハリス:アトミックスライダー磯 3号
ウキ:シーオーカンパニー 潮アジャスター
ハリ:がまかつ グレ針 7号