秋エギング攻略の最前線!DUEL池内プロが男鹿半島で見せた“勝つための3原則”

2025年9月、DUELプロスタッフ・池内氏が秋田県・男鹿半島で秋アオリを実釣解説。

初フィールド、なおかつ風とうねりが強いタフな状況下でもコンスタントにアオリイカをキャッチし、その模様がYouTubeで公開されています。

今回の動画で語られたのは、秋エギングで釣果を伸ばすための“本質的な3つの極意”。2.5号&3.0号の使い分け、カラーローテ、ポイント選定、ゼロテンションフォールまで――まさに秋エギングの決定版と呼べる内容です。

この記事では、動画の重要ポイントをまとめて紹介します。

画像/出典:デュエル


■ 極意1:サイズ&カラーの“戦略的ローテーション”が釣果の軸

● まずは3.0号で「広く・強く」探る
秋のハイシーズンは、いきなり2.5号から入らず、まずは3.0号からスタート。
理由は「警戒させないため」。小型から入るとイカに見切られやすく、逆に大きいサイズで強くアピールしてからサイズダウンする方が釣果に直結します。

反応が弱まったら2.5号へチェンジ。
この“サイズダウンの切り替え”によって、見切っていた個体や警戒心の強い個体を拾えます。

● 濁り・光量・潮色に合わせた細かなカラーチェンジ

濁りが強い時は夜光のマーブルオレンジなど、アピールの強い色が効果的。また同系統の色でも、「ケイムラ → ブルー夜光」などの微調整で反応が激変することも。

小さな変化を積極的に入れることで、釣れる“層”が一気に広がる。これが池内プロのカラー戦略の肝です。

■ 極意2:風・うねり・地形を読む“フィールド判断”が釣果を左右

● 追い風になる立ち位置&ワンド内が有利
男鹿半島はうねりが入りやすい地形。池内プロは“追い風にできる立ち位置”“うねりが入りにくいワンド内”を選んで釣りを展開。

さらに、浅場から深場へ落ち込むブレイクや、大きな沈み根が点在する変化を重点的に狙い撃ちします。イカの“付き場”になる要素を読むことが、タフな状況でも結果を出す鍵。

● ラン&ガンでテンポよく探る
「いきなり沖の本命を撃たない」のが池内流。手前のシャロー→中層→沖と徐々に広げ、反応がなければ即移動。これにより、スレを防ぎつつテンポよく数を伸ばせます。

■ 極意3:ゼロテンションフォールと“バラさないアワセ”

● フォールは『ゼロテンション』で違和感を消す
エギの沈下を自然に見せるため、ラインを張らず緩めずの絶妙な“ゼロテンション”を維持。これにより、エギが自然に落ちていき、イカが抱きやすい状態になるのがポイント。

アタリは「ラインが走る」「弾く」「ふっと緩む」など、ラインの動きで判断します。

● ライン変化を見た瞬間がアワセ時
フォール中のアタリは極めて小さい場合もあり、大型でも“違和感ゼロ”で抱くことも珍しくありません。

わずかでもラインがフケた、引っ張られたと感じたら即アワセ。これがバラシ防止に直結します。


秋エギングは、サイズ・カラー・ポイント・フォール姿勢といった細かな積み重ねが釣果の差になります。

今回の動画はその全てを現場でわかりやすく実践しており、秋イカを本気で獲りたいアングラーには必見の内容です。

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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