愛媛から挑む北国の海、尺アジを求めて~アジングエキスパート・丹羽喜嗣、2日間の実釣ドキュメント~

実際の釣り方はこちらの動画で!

秋田の海は、アングラーを静かに迎え入れる。
愛媛から遠征したアジングエキスパート・丹羽喜嗣氏は、未知なる北のフィールドに足を踏み入れた。「自分の経験値だけでは不安もある」と語りながらも、地形を読み、潮を見て、リグを替え、アジと対話するように釣りを組み立てていく。
目標はただひとつ。“尺アジ”との出会い――

Day.1|男鹿半島:静寂の海に、一匹ずつ価値を刻む

舞台は男鹿半島。アジングでの釣果情報が聞こえてきた漁港に入った丹羽氏は、Googleマップで地形を分析し、潮通しやベイトの入りを想定してポイントを絞り込んだ。

アジどころかベイトの気配さえも感じられない中、スタート

使用したタックルは:
ロッド:シマノ ソアレ リミテッド S64UL-S
・リール:シマノ ステラ C2000S
・ジグヘッド:シマノ TGファインヘッド0.82.5g
・ワーム:クリア系ストレート2.4インチ

タックルは軽いジグ単用、重めのジグ単用の2種を使い分けた

まずは重めのリグでレンジと反応を見る。ベイトの姿は見えず、回遊の気配も薄い。そんな中でも、中層を漂わせるようなアプローチでようやく初ヒット。サイズは25cm弱。さらに、常夜灯周辺の明暗の境界線で2匹目を追加。
その後も軽量リグとロッド(ソアレ リミテッド S58UL-S)に持ち替えながら、繊細な操作で丁寧にレンジを刻み、最終的には5匹をキャッチ。

なんとか1匹目をヒット!
ベイトが薄く、連発がない状況になんとかアジャストできた

「ベイトがいない状況で、リグの操作性や違和感のなさが釣果を分けた一日でした」

初日は“考え抜いて釣る”アジング本来の醍醐味を体現する展開に。数こそ少ないが、1匹の重みが深く心に残る釣行となった。


Day.2|にかほ市:尺超え連発の「覚醒の海」

2日目、目指したのは秋田県南・にかほ市。地元アングラーから寄せられた「夕まずめに尺アジが狙える」という情報に賭け、ポイントを移動。ロケーションは、名峰・鳥海山を望む美しい防波堤。

絶景、鳥海山

ポイントの特徴:
・足元から急深に落ち込む地形
・右左に激しく流れる潮
・沖に広がる藻帯
・ボトムに潜む個体

ここで丹羽氏はまず中層〜上層の反応を見るが不発。ふたたび地元情報に耳を傾け、「ボトムでも釣れている」という話を信じ、ジグヘッドをTGファインヘッド0.8gに変更。ドリフトとカーブフォールを組み合わせ、藻帯の外側を“張らず緩めず”漂わせた。

すると――
「コンッ」という明確なバイトとともに、ドラグが走る。

ボトム狙いに切り替えたところヒット!

最初の1匹を皮切りに、尺近い良型アジが連発。
さらには33cmの尺アジ超えまで飛び出した。

納得の尺アジに大満足!

この日の最適解は:
ロッド:シマノ ソアレ リミテッド S58UL-S
ジグヘッド:シマノ TGファインヘッド 0.8g
ワーム:1.6~2.4インチのクリア系ストレート

「あのバイト、たまらんかったですね。軽いリグで尺アジが食ってくる――これがアジングの真髄だと改めて感じました」


遠征を終えて──北の海の懐に抱かれて

2日間で得た釣果は、決して数だけでは語れない。刻々と変わる潮とレンジに対応し、情報を読み解き、タックルを最適化する。その積み重ねの末に手にした“尺アジ”との出会いは、何ものにも代えがたい達成感をもたらした。

「秋田の海と自然、そして釣り場の魅力にすっかり魅了されました。必ずまた訪れたいフィールドです」

WRITER

釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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