ワカサギシーズンをさらに楽しく快適にするスグレモノ集【前編】

筆者:三好正邦

近年のワカサギ釣り製品の進化は目覚ましい。穂先やリール、仕掛け等多くの製品がリリースされている。これらの主要なタックル群とは一線を画しつつも実は釣果を伸ばす上でめちゃくちゃ重要な役割を担うアイテムを開発、販売しているのがBMOジャパンだ。2024年度新発売となったアイテムもまた、かゆいところに手が届く孫の手みたいな品々! そんなブラッシュアップされている同社のアイテムを使ってみた。

目次

  1. ①信頼感が違う!ワカサギ電動リール用バッテリー
  2. ②安定感が違う!ワカサギリール台DX(置き型) 

信頼感が違う!ワカサギ電動リール用バッテリー

ありそうで無かった6V出力のモバイルバッテリーで年中快適釣行!

近年各メーカーから発売される電動リールの多くは外部電源仕様のものが増えてきている。これにモバイルバッテリーを利用しているアングラーが多いと思うが、従来のモバイルバッテリーは5V出力が多く、電動リールの巻き上げスピードや液晶表示に不安が残るケースがあった。しかし、新登場のモバイルバッテリーは6V出力を実現! 主要電動リールに最適な電圧で、よりパワフルかつ安定した巻き上げをサポートしてくれる。
また、ワカサギ釣りの最盛期である寒い冬は電池の消耗が激しくなるが、6V出力のバッテリーは低温下でも性能低下が比較的少なく、寒い時期でも安定した動作が期待できることも大きな利点である。

魚探用のバッテリーなどで評判のBMOジャパン。今度は電動リール用のバッテリーが発売!
コンパクトで現場でも邪魔にならない

驚異の連続使用時間、3日間!

モバイルバッテリーなら1日使えるのは当たり前! 本製品は既製の電池ボックス(乾電池4本)の2倍の容量(メーカー発表)であるとのこと。試しに充電せずに何日使えるかをテストしてみたところ、西湖1日、野尻湖2日の計3日間の連続使用をクリアできた。

☆使用条件(左右1台ずつ計2台のバッテリー使用で2丁釣り)
1日目 西湖  水深12~15m 釣果688匹
2日目 野尻湖 水深15m   釣果388匹
3日目 野尻湖 水深15~28m 釣果201匹
―――――――3日間釣果合計 1,277匹

電池の消費量はフィールドの水深や魚の型、活性などに左右される要素ではあるが、水深、匹数的に見てそれなりの巻き上げ距離、回数となる以上の条件で3釣行使用できたことは十分なパフォーマンスを発揮していると言えるだろう。連泊の釣行でも充電いらずで快適に楽しめそうだ。

3日間使用後もまだ十分なバッテリー残量

またバッテリー1台につき6V出力のUSBポートが2箇所備えられているため、バッテリー1台で電動リール2台に対して給電することも可能となっており、重宝する機能である。

1個のバッテリーで2台の電動リールを同時使用可能

POINT!!「オートオフ機能なし!いつでも安定供給」
従来のモバイルバッテリーには、一定時間操作しないと自動的に電源が切れるオートオフ機能が搭載されているものが多くある。電池の消費を節約する上で日常利用では重宝する機能であるが、ことワカサギ電動リール用の電池としては無用の長物である。誘い中に突然オートオフしてしまうと釣りにならないからだ。よって本製品にはオートオフ機能は無い。その代わり電源を入れるボタンがあり、使用していない時は電源をオフにしておくことで電池消費を抑えることもできる。また、通常のモバイルバッテリーとしてスマホの充電など様々な機器への給電にも対応し、釣り以外のアウトドアや日常生活、非常時にも重宝すること間違いなしだ。

BMOジャパン「ワカサギ電動リール用バッテリー」8,300円(税別)



②安定感が違う!ワカサギリール台DX(置き型) 

氷上、屋形、桟橋のあらゆる状況に対応するリールデッキ

シンプルな構造の置き型のリールデッキだが、エクステンドアームでデッキの傾きを自由に可変できるだけでなく、デッキ側とボトムトレイ側で前後に自在にスライドできるなど機能は多彩だ。その効果として、氷上・屋形・桟橋などの様々なシチュエーションにおける水面へのアプローチを難なくこなす汎用性を持ち合わせている。場所を選ばずに自在に形状を変えて利用できることがBMO JAPANワカサギリール台DXの大きな利点と言えよう。

各所がステンレス製になり、さらに剛性や微調整がアップ!
どっしりとした安定性でワカサギの繊細なアタリを干渉しない

POINT!!「ステンレスの強さでガタツキを徹底防止!抜群の安定感を誇るNEWアーム」
最新モデルのワカサギリール台DXは、デッキとアームを接合するジョイント部をステンレスを採用している。ステンレス製にすることでジョイント部のガタツキを徹底的に防ぎ、安定性を飛躍的に向上させた。安定性が向上することで、ワカサギの繊細な当たりがとりやすくなり、釣りにも集中しやすくなること間違いなしだ。

BMOジャパン「ワカサギリール台DX(置き型)」 19,000円(税別)


次回の後編ではボートワカサギ釣り用のスペシャルなシステムを紹介!

[BMOジャパン公式ホームページ]  https://bmojapan.jp/

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

株式会社 釣り東北社
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