【投げ釣り専科】vol.26 日本サーフキャスティング連盟「NSCF杯宮城地区大会」

全国大会目指して!

令和6年9月15日(日)、秋田県秋田市桂浜海水浴場において、日本サーフキャスティング連盟主催「NSCF杯宮城地区大会」が開催された。当会場は1週間前にダイワ「キスマスターズ」全国決勝大会が行われた会場で、全国トップレベルの熱いバトルの余韻が残っていた。

会場には東北各地区のみならず関東地区からの参戦も含め、総勢39名の選手がが集結した。同大会の上位入賞者には10月27日(日)に神奈川県大磯海岸で行われる、「NSCF杯決勝大会」への出場権が与えられる。

【競技時間】6:00~9:00
【競技エリア】特に指定せず(移動は徒歩のみ)
【競技方法】竿1本の投げ釣りに限る
【仕掛け】自由(針数制限なし)
【ツケエサ】自由
【審査方法】釣り上げたキスの総重量で順位決定
【全国大会認定】宮城協会員枠3名、他協会枠2名(それぞれの上位者を認定)

厳しい状況でも

前週までのキスマスターズ、及び前日の状況では釣れるキスのサイズが小さく群れも薄く、決して芳しい釣況ではなかった。さらに夜半から強い西風が向き付け、雨も交じりの天候に変わり、一時は安全を考慮して開催を危ぶむ声まで上がった。

そのため大会実行責任者である雫石昭一宮城協会長を中心として慎重に協議が行われ、当初の競技終了時刻を1時間短縮し、万が一、落雷などの天候の急変があれば即時に撤収することが決定となった。

途中で大粒の雨が叩き付ける瞬間もあったが、終了予定の9:00までは落雷や事故もなく無事に競技を終えることができた。

検量に持ち込まれたキスを見ると、全体的にマイクロサイズのピンギスが多かったものの、競技エリアの右側で足を使った選手は15~17cmクラスを複数持っており、ポイントによるムラが多かったと思われる。

表彰台&全国大会認定者

優勝を飾ったのは242gを釣り上げた香川勇治選手(宮城協会)。香川選手は最初からエリアの右奥まで行ってから競技を開始。第1投目から14cmクラスのキスを複数掛けて好スタート。その後は、周囲の釣れ方、波の立ち方、濁り具合などを考慮しながら、小刻みに釣り座を移動して釣果を伸ばしていた。

今大会では参加者から多くの志と協賛があり、表彰式では盛り沢山の賞品が選手全員に行き渡っただけでなく、お楽しみ抽選会までも実施された。

また表彰式が終了すると、本部としてご協力頂いた海の家「そよかぜ」内の清掃を選手が率先して行い、みんなで作り上げる楽しい大会は幕を閉じた。

今大会で決勝大会の出場権を獲得された選手の皆様には、この素晴らしいメンバーの代表という自信と誇りを持って、実力を発揮しつつ楽しんで頂きたい。また、大会の企画運営に尽力された皆様には、心より感謝の言葉を贈りたい。

大会の上位成績者はこちら(敬称略)

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釣り東北WEB編集部

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