ダイワキスマスターズ2024 【投魂】Third Cast 予選リーグ結果

予選リーグ検量終了

選手にとって90分という競技時間は、あまりにも短く感じたのではないだろうか? なぜなら、キス釣りのエキスパートが参加する全国の各予選とブロック大会から勝ち上がってきた精鋭なのに、全体的に思ったような釣果が出ていなかったからだ。

そんな選手達は海の家「そよかぜ」で昼食を取りながら、作戦を練り直す光景がみられた。また、かき氷も振舞われ、多くの選手が熱くなった身体と頭の中を冷やしていたのかもしれない。

中夜祭

全選手は検量を済ませると、宿泊先である「ANAクラウンプラザホテル秋田」へ戻り、ひと時の休憩を入れた。そして17:00から中夜祭が開催され、予選リーグの結果発表と同時に、準決勝進出者と来年度のシード権を競うメンバーに分かれることに…。

まずは前年度チャンピオンの清水選手から、桂浜海水浴場組合の五十嵐孝生様に選手が釣り上げたシロギスが贈呈された。

乾杯の後は、選手間の情報交換と反省が入り混じった歓談で、会場内は笑い声が絶えない楽しい雰囲気に包まれた。そしていよいよ予選リーグの結果発表を迎えた。

予選リーグ結果発表

各グループの全成績は次の通り。

グループ1では角張選手が安定した釣果を叩き出し、見事に3連勝を飾って堂々の1位通過。
グループ2は3年連続出場の高井選手が、同様に3連勝を決めて準決勝を決定させた。
グループ3では接戦となり、勝ち点6で並んだ穴田選手が、釣果率で鬼沢選手を僅差で抑えた。
グループ4は第1試合で清水選手を8g差で制した水上選手が、3連勝でベスト4に入った。

1人3試合×16名の全48試合における全員の釣果合計は4,014g。1試合の1人平均重量が83.6gという、かなり厳しい数字である。90分間での最高の総重量は、角張選手が記録した223g。いかにキスが小さく、魚影が薄い状況だったかが数字から見て取れる。

そして準決勝に勝ち残った選手がステージに上がり、組合せ抽選が行われた。

残念ながら残れなかった12名の選手は、準決勝とは別のエリアで来年のブロック大会1回戦から出場できる、シード権争奪戦に挑む。こちらの戦いは1対1のマンツーマン方式ではなく、1エリアで全員が競技するため、遠くの選手の釣果は目視できない。予選リーグとは違った作戦が取られる可能性があるだけでなく、ハイレベルな選手達の釣り方を多数チェックすることが可能で、観戦する側にとっては興味津々な戦いでもある。

天気予報によると、決戦を迎える9月8日(日)は天候も回復し、朝から晴天か見込まれていた。初日の渋い釣りから解放され、各選手の実力が如何なく発揮されることに期待だ!

【投魂】Forth Castにつづく…

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釣り東北WEB編集部

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