密着リポート! ダイワキスマスターズ2024【投魂】First Cast 選手説明会&組合せ抽選会

秋田市で開催!

ダイワ「キスマスターズ2024」全国決勝大会は、9月6日(金)~9月8日(日)の日程で、秋田県秋田市を舞台に開催された。

釣り東北web編集部では、この模様を全日程を通して密着取材。全国各地の予選とブロック大会を勝ち抜いた精鋭14名の選手に加え、2023年大会の決勝戦を戦ったシード2選手を含めた、総勢16名のファイナリスト達の晴れ舞台に帯同した。

各場面における選手マインドの変化と、キスマスターズならではの対戦ルールの醍醐味を、連続5回にわたり想いを込めた特集記事としてお届けする。是非とも最後まで目を通して頂き、素晴らしい大会を共有して頂きたい。

選手説明会

9月6日(金)16:00、説明会の会場となった「ANAクラウンホテル秋田」には、全国制覇を目標にしたファイナリストが続々と集結していた。

各選手は既に送付されていた資料を熟読済みで、ルールやエリアの確認をして説明会はスムーズに終了。続いて同ホテルの別会場に移り、組合せ抽選会及び夕食会が執り行われた。

日本一を競う16名の選手達は、1人ずつ紹介されながらスポットライトに照らされて入場。ステージに上がると、大会委員長である染谷京助グローブライド株式会社フィッシング営業本部プロモーション部部長より記念の盾が贈呈された。

続いて染谷大会委員長からの挨拶の後、穂積志秋田市長より主賓挨拶。佐々木清治日本釣振興会東北支部長より激励の言葉を頂いた頃には、最初は表情が硬かった選手達も、徐々に緊張が解けていった。

組合せ抽選会

乾杯の後はしばらく歓談が続き、ライバルであり仲間でもある選手同志、楽しい会話を交わしながら親睦を深めていた。特に今大会で初めて全国大会のステージに立てた7名の選手は、その喜びを隠しきれない。憧れだった選手に挨拶をするなど、ここでしか体験できない感覚を噛みしめていたように見えた。

そしていよいよ、予選リーグの組合せ抽選会の時間を迎えた。予選リーグでは16名の選手が4つのグループに分かれ、1対1の総当たり戦を実施する。

釣り上げたキスの総重量に応じて勝敗が決まり、勝者には勝ち点3が与えられ、敗者は勝ち点なし。釣果のある引き分けの場合は両者に勝ち点2、釣果のない引き分けには勝ち点1が与えられる。
そして最終的に全員の3試合における勝ち点の合計でグループ内の順位が決定する。

各グループからは最上位の1名だけが準決勝に進出しベスト4が決定。敗れた3名の選手は他の3つのグループで2位以下だった選手と合わせ、合計12名で来年度ブロック大会進出のシード権2つを争う。

まずはA、B、C各ブロック大会を1位で勝ち上がった3選手がジャンケンを行ない、勝ったブロック毎にクジを引く順番が決定する。
Aブロックからは今大会最年少の山崎耀資選手(左)。Bブロックからは試合巧者の石田高生選手(右)。Cブロックからは3年連続出場となる高井純一選手(中)が登場した。

勝った順番は高井選手のCブロック。続いて石田選手のBブロック。そして最後に山崎選手のAブロックの順番となった。ジャンケンに敗れた山崎選手は2人の先輩に平謝りしていた(笑)。

各ブロックの上位者からクジを引き、1人ずつ選手の枠が決定する度に、「おお~っ!」という歓声が会場内に湧き上がる。その中にはこんな選手の姿も…

組合せの見所

グループ1では各メーカー主催の全国大会常連選手が揃った。今大会最年長で百戦錬磨の谷本栄一選手。木谷真一選手はダイワのみでも6回目の全国大会出場。角張裕之選手はがまかつG杯に2度の出場経験がある。石田高生選手ダイワでは3回目、シマノJCには6回の全国大会出場を誇る巧者。誰が勝ち上がっても全く不思議はなく、僅差の勝負も予想される激戦グループとなった。

一方、グループ2には比較的若い選手が揃った。前述のように3年連続出場と高いスキルと安定性も身に付けている高井純一選手。ダイワは初出場ながらも2024年シマノJCでは準優勝に輝いた黒田和比古選手。今年出場した大会では高確率で上位に顔を出している若手のホープ山崎耀資選手。このグループでは最年長となる初出場の麻田眞人選手。いずれも今シーズン好調を誇るメンバーで、こちらも接戦が予想された。

グループ3にはバラエティーに富んだ選手が入った。キスマスターズの前身「スーパーバトルカップ2006」で準優勝の鬼沢安二選手。所属する「石川投舞会」で腕を磨きメキメキと実力を伸ばしている渡辺直樹選手。2回目の出場でキスマスターズエンタメ担当の竹田剛選手。そして2023年キスマスターズ第3位の穴田博也選手。このグループは実力もさることながら、キャラも濃さそうで楽しみなメンバーとなった。

そして最後のグループ4は、予選で対戦するのは勿体ない組合せとなった。キスマスターズ出場3回目で2023年準優勝の原孝選手。キスマスターズは初出場も報知杯で2度全国大会出場の右高久稔選手。2022~2023年とキスマスターズ2連覇中の清水選手。キスマスターズ3度目の決勝大会進出で表彰台を狙う水上明選手。4選手とも実力と実績を兼ね備えた、熟練の「匠」という言葉が相応しいメンバーだ。

天候は回復!

この抽選会を行った9月6日(金)は、早朝から雨を伴った強い西風が吹き付け、大会会場となる桂浜では沖からウネリが発生、3~4色(1色=25m)付近から強めの濁りが発生していた。そのため前日のプラクティスを予定していた選手の多くは、少しだけ竿を出したものの本番に繋がる情報は把握できていない様子だった。

それでも午後からは風が落ち着き、ピンポイントの天気予報によると日付が変わる頃から風向きが東に変わり、波も収まって凪に近付くことだろう。
実力伯仲の選手による熱く激しい戦いが繰り広げられるものと思われ、各選手の胸は期待と緊張で大きく脹らんでいることだろう。

【投魂】Second Castにつづく…

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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