ティップエギングに小さなエギも必要な理由

アオリイカのティップエギングで使われるエギ。エギには「速いフォール・クイックなアクション・ステイの安定性」の3つの要素が実釣性能に求められる。それらを高次元で融合し形となったシマノ「セフィア アントラージュシーグル3.5号」はその実釣性能で人気を得ているのは周知の通り。そして、今年、その3つの要素を受け継ぐダウンサイジングモデル「セフィア アントラージュ3.0号/3.0号フラッシュブースト」が登場する。

画像/出典:シマノ

小さいエギだから穫れるイカもいる

シマノ定番のティップエギング用エギ「セフィア アントラージュシーグル3.5号」。その実釣性能はお墨付きだが、このサイズのエギだけでは、どうしても反応させ切れないイカがいるのも事実。そこでアントラージュシーグルの優れた実釣性能を落とさず開発されたのが今回発売するセフィア アントラージュ3.0号/3.0号フラッシュブーストだ。

サイズ感の比較

こだわりのフォール姿勢とジャーク後の安定姿勢

ダウンサイズした上で優れた実釣性能を出すために最もこだわった部分がフォール姿勢とジャーク後の安定姿勢。これを可能にするために搭載したのがスタビライザーフィンの存在だ。

特徴的なスタビライザーフィン

フォール時はヘッドを下に向けて安定した姿勢ですばやくフォール。通常のエギであれば螺旋状になりそうなフォール姿勢をスタビライザーフィンが抑制し、カンナがリーダーを拾うトラブルを極限まで低減する役割がある。

ティップエギングで最も重要とも言われる、シャクリ後のステイ…いわゆる食わせの間だ。そのステイもスタビライザーフィンが水を切り、ボディーのロールやブレを抑えて姿勢がピタッと安定し、イカに違和感を与えにくい。

キレを生むシャープなヘッド

キレのあるダート性能のも定評がある。見てほしいのはヘッドのスッキリでシャープな精悍な顔立ちだ。これは水キレの良さに貢献し、シャクリ抵抗軽減も担う。つまりは軽い入力でもキレのあるアクションを叶えてくれる。

また、アントラージュ3号は、シーグル3.5号の基準であるS0(21g)と同じである。ということで、アントラージュのサイズ感を使いながらウエイトアップが必要なシーンも出てくることだろう。そんな時に出番のマスクシンカーがあるが、この小顔ヘッドやエラ蓋などのフォルムが、ガタなくしっかりとシンカーを保持してくれるメリットもあるのだ。

素早く直線的なフォールで効率良くボトムを取り、軽快なジャークでアピール。そしてブレずに安定したステイ姿勢で進むエギに違和感なくイカは抱く。3号という小型フォルムはシーズン初期やシビアな状況に間違いなく貢献してくれることだろう。

スペック-SPEC-

サイズ/3号、自重21g、カラー/全10色(内フラッシュブースト2色)、1,700~1,790円

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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