ジギング釣法と共に船タチウオシーンを盛り上げるテンヤ釣法。テンヤの操作性、太軸フックを貫通させるフッキングパワーなどロッドに求められるスペックは独特で、専用ロッドが必要になる。そのスペックにさらなる磨きが掛けられ登場した、シマノ「サーベルマスター エクスチューン テンヤ」を今回紹介したい。
画像/出典:シマノ
ハイエンド「リミテッド」ゆずりのハイスペック
基本は変わらずとも、地域色の強い誘い方、釣法、スタイルなど多岐にわたる船タチウオ・テンヤ釣り。さらに時間毎に刻々と変化する状況に釣り人も追従しなければならない。そんな1日の状況に対応するスペックを「サーベルマスター エクスチューン テンヤ」は持ち合わせている。
まず注目はシマノ最高峰の「サーベルマスターリミテッド」が持つスパイラルXコアとハイパワーXが織りなすシャープなブランクスを継承していることだ。それゆえ最高峰の操作性、パワーなどを得ている。
軽量・高感度のカーボンモノコックグリップ、握りやすく疲労軽減にも貢献するXシートテクニカルガングリップ登載、状況に合わせて選べる3スペックなど実践向きで使い込めるロッドとなっている。
次に各機種の詳細を見てみよう。
違和感なく食い込ませられる柔と剛の融合「82M/MH178」
8対2調子のラインアップ中1番のロングレングス。穂先は柔軟なMパワーだが、MHパワーのバットで、活性が低く、掛かりどころが悪い状況下でも、テンヤをしっかり動かし、さらに違和感なく食い込ませられる1本だ。
【SPEC】全長1.78m、自重139g、適合テンヤ30~60g、63,000円
ショートレングスのオールマイティー「82H172」
こちらも8対2調子のアクションでやや強めのオールマイティータイプ。テンヤ竿の定番レングスの180を見直し、172cmのショートレングス化。これによりさらなる高感度と操作性の良さを得ている。張りのある調子による操作性と、掛けてから曲がるという相反する要素をハイスペックで具現化した1本。
【SPEC】全長1.72m、自重140g、適合テンヤ30~60g、62,500円
繊細さとパワーを備える「91H164」
9対1調子の積極的に誘い、掛けにいけるモデル。目感度を高めるトップセクション、また164cmのレングスも相まって圧倒的な感度を誇る。また手感度も良く、極小のアタリをも拾える、繊細でありながらパワーも持つ2面性を備えたロッドだ。
【SPEC】全長1.64m、自重143g、適合テンヤ30~60g、62,000円