週末釣り物予報 2024年8月24~25日

初秋の気配!

暑い夏もフェードアウト気味。そろそろ秋の釣り物が姿を現しそうです。今回は各釣りジャンルでオススメのターゲットをピックアップしてみました!

アオリイカ(エギング)

日本海側では既にお盆前後から小さなアオリイカの姿が目撃されています。この数年は数型共に好調でしたが、今年はどうなるでしょうか?

日増しにサイズアップするアオリイカ

まだ8月末の時期なので、釣れたとしても胴長10cm未満の小型サイズが中心となると思われますが、人気のポイントには沢山のエギンガーが足を運ぶものと思われます。

状況を確認する「試釣」はオススメしますが、くれぐれも墨跡の放置、アングラー同士のトラブル、車両の迷惑駐車、ゴミの放置などのマナー違反は行わないようご注意下さい。
また、資源保護と個体成長の観点から、小型のアオリイカはダメージを与えないように優しくリリースして頂きたいと考えます。

オカッパリ(エサ釣り)

秋のオカッパリ釣りでオススメのターゲットは、アオイソメやジャリメを使ったマハゼとシロギスです。

マハゼはライトロッドのチョイ投げでも狙え、シンプルな仕掛けで釣果が望めます。汽水域となる漁港や河口付近がイチオシで、車横付けで手軽に楽しむことができてファミリーにもオススメ。

シロギスはサーフからの投げ釣りがメインとなりますが、空きになるとピンギスと呼ばれる小型中心の釣況から、中~大型のウエイトが高くなってきます。1匹で100gを超える大物が飛び出す確率もグンと高くなりますので、その強烈なアタリと引きを堪能してみましょう!

9/22(日)開催の第2回「釣り東北杯OPENキス投げ釣り選手権」の募集も行っております。今回はファミリー部門で参加されたご家族には、キス釣りのエキスパート「お魚釣らせるんジャー」が、密着して全力でサポートしてくれます。キス釣りに興味のある方はこの機会をご活用下さい!

オカッパリ(ルアー)

これから2~3ヶ月間はベイトとなる小魚を追って、イナダ、ワラサ、サゴシなどの青物や、良型のアジ、サバ、カマスなどが良く釣れるようになります。

また、ヒラメやマゴチのフラットフィッシュ、そして大型のシーバスの顔を拝めるチャンスが広がる時期になります。ナブラや鳥山が見えたらその沖目までジグをキャストします。その群れが青物であれば、単純な高速リトリーブでヒットする確率が高くなります。

もしも良型のアジやサバであれば、リーダーに2~3本針のサビキをセットした「ジグサビキ」を使えば、思わぬ爆釣に巡り逢えるかもしれません!

船釣り(エサ)

船釣りではマアナゴ釣りやアジ釣りがハイシーズンとなります。マアナゴは主に太平洋沿岸の夜釣りが中心となり、10匹以上の釣果となることも決して珍しくありません。仕掛けはシンプルな1本針ですが、全長70cmを超える大物の引きは物凄く侮れません!

船から狙うアジは様々な釣り方がありますが、宮城県仙台湾では伝統の「アジビシ」がイチオシです。コマセを使いながら良型アジを集めて釣るため、あっという間に大型クーラーが満員御礼となることもあります。
マアナゴもアジも食べて美味しい魚だけに、是非とも狙ってみて頂きたいですね!

船&岸壁(ルアー)

水温が高めに推移していることから、そろそろこの魚が賑わいを見せる予感がします。

秋の人気者タチウオ

近年の太平洋沿岸では、青森県~福島県の広い範囲で釣果が出ており、中でも宮城県牡鹿半島沖周辺では「ドラゴン級」のビッグサイズが数多くキャッチされています。一方の日本海側では、船釣りよりも山形県酒田港や秋田県秋田港など、大河川の近くにある大型港の岸壁に群れが入り、夕まづめからの半夜釣りで楽しむ人が多くなっています。

いずれの釣り方でもあの鋭い歯には注意が必要ですので、フィッシュグリップなど直接魚に触れずに動きを制御できるグッズを準備しておきましょう!

オフショア(ルアー&エサ)

間もなくオフショアのブリやワラサのジギングが狙い目になるでしょう。この時期はベイトを捕食して成長し、パワーアップした個体の割合が高くなる頃です。

また、スロージギングではボトムレンジを探るヒラメ狙いも絶好のシーズンとなりますし、活きイワシののませ釣りも最盛期となります。時には1mクラスの超大物もヒットし、そのファイトと手応えは青物とは違ったトルクのある重量感を体験することになります。

どちらの釣りでも嬉しいゲストが口を使うケースが多いため、着底からピックアップまで気を抜かず、手感度を上げて集中するようにしましょう。

夜が長くなる…

釣り人の皆さんであれば、お盆過ぎ頃から日の出時刻が遅くなり、日没時刻が早くなっていると実感されている方も多いことでしょう。
それだけ秋は夜が長くなるわけで、夜釣りやナイトゲームの機会が増えることと思われます。夜に釣行する際は照明器具を必ず携行し、足下や手元の確認と安全確保に努め、不慮の事故やアクシデントを自ら引き起こさないよう、細心の注意を払って釣りを楽しみましょう!

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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