夏休み 編集部オススメ ファミリーフィッシング

家族で釣りに出掛けよう!

今年のお盆休みは、土日を挟んで最長9連休という人もいらっしゃるのではないでしょうか?
こんな時はお子様を連れて迷わず釣りに行きましょう!
自然の勉強になると共に、お子様の記憶に強く残る「夏の思い出」になることは間違いないでしょう!

サビキ釣り

各港湾の岸壁など足場の良いポイントで安心して楽しめるのがサビキ釣り。朝夕のまづめ時を中心に夜釣りでも釣果に期待ができることから、お子様の素晴らしい体験になるでしょう!

サビキ釣りのメインターゲットはアジとサバ。運良く群れが回ってくれたら、バケツやクーラー満タンなどという爆釣も決して夢ではありません。
お子様が自分で魚のアタリを感じ取り、自分の手で釣り上げることはとても大切なことで、小さな頃に体験した嬉しさは必ず脳裏に記憶され、そのシーンは何歳になっても鮮明に思い出せるはずです。

チョイ投げ釣り

サビキ釣りと並んで誰にでも楽しめるのはチョイ投げ釣り。使用するタックルはルアーロッドやセットで販売されている竿でも構いません。最も肝心なのは、自分で投げて自分で魚を釣り上げることです。

この時期に港湾のチョイ投げで良く釣れるのは、マハゼとシャコ。片天ビン2本針仕掛けを使用して、ツケエサのアオイソメは針先から1cm程度だけ長いサイズに切って使用します。

夜釣りになると同じ仕掛けとエサで、マアナゴまで釣れることもあります。マアナゴの強烈な引きと暴れ具合に、お子様の目は驚きで真ん丸くなることでしょう(笑)。

また、太平洋側を中心に、汽水域ではテナガエビも狙うことができます。こちらはシンプルなウキ釣りの1本針仕掛けに、アカムシを付けてウキの変化を待つだけというもので、お子様の集中力アップに繋がる釣りになることでしょう!

イカ釣り

今年の三陸沿岸では、ムギイカ(小型のスルメイカ)、ケンサキイカが良く釣れました。8月に入り終盤戦に突入しているかもしれませんが日没後に群れさえ回ってくれば、遠投しなくても足下でイカを狙うことができます。
使用するのは2号前後の小型のエギがメインのため、タックルはメバルロッドやライトなエギングロッドが適しています。

一方、日本海側ではお盆の時期から小型のアオリイカがチラホラ見え始めます。こちらはエギの動きを目で確認しながらアオリイカの反応を観察できる「サイトフィッシング」が楽しめます。その反応パターンを自分の目でチェックできることから、釣りのスキルアップにもなります。

胴長10cmにも満たないサイズのアオリイカも積極的にエギを追うことから、少し慣れると沢山釣ることができます。しかし、お子様には資源保護とサイズアップの観点から、幼いイカは優しくリリースすることを教えましょう。もしかすると、大人にとっても無尽蔵な釣り過ぎや乱獲を自省できる、絶好の機会になるかもしれません。

サーフの釣り

サーフのファミリーフィッシングと言えばシロギス釣り。波打ち際でも十分に釣果が期待できるだけでなく、美しくて小さなボディーから繰り出される強烈なパワーに驚かされた人も多いはずです。

本格的な投げ竿がなくても、岸壁でのチョイ投げで使用するタックルでも全く問題はありません。使用する仕掛けと天ビンは、エサを調達する際に釣具店で問い合わせると優しく教えてくれます。
仕掛けを投げてアタリを取る釣り方は、全ての釣りの原点とも言えます。またシロギスは食べて美味しい魚でもあることから、お子様は勿論のこと大人も真剣に取り組んでみてはいかがでしょうか?

また、足下にカタクチイワシなどの小魚が生きた状態で飛び跳ねていたら、イナダ、ワラ、サゴシ、カマス、マダイ、ヒラメ、マゴチなどのフィッシュイーターが至近距離に潜んでいる証拠です。


そんなシチュエーションに備えて、20~40g程度の軽量メタルジグを携行すると良い結果に結び付くかもしれません。この食物連鎖を目の当たりにできることも釣りの素晴らしい点で、お子様には生きた教材としてインパクトの強い経験となるでしょう!

釣りの文化を後世に!

編集部は、釣りは誰にでも楽しめる娯楽であり趣味であり文化であると考えています。その基礎は幼少期に釣りに触れているかいないかが大きな分岐点であるとも考えています。

この記事をお読み下さっている方々の多くは、子供の時期にご両親やお爺ちゃんに連れられて釣りを体験していらっしゃるのではないでしょうか?
ご自身がそうであったように、ご自分や知り合いのお子様達にも釣りを体験させ、自然と魚に触れる機会を提供することは、次世代への文化継承という意味で大きな責務だと考えても差し支えない気がします。

是非、この夏はお子様と一緒に、純粋な気持ちで釣りに向き合ってみませんか?
大人と一緒に釣りをした経験は、お子様達にとって大きな収穫と財産になることをお約束します!

WRITER

釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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