週末釣り物予報 2024年7月27~28日

暑さ本番、釣果も本格的!

先週から気温が高い状態が続き、いよいよ夏の到来を感じる季節となりました。まだ梅雨明け宣言が出ていないようですが、涼しい時間帯を選んで釣りを楽しみましょう!

渓流&川の釣り

雨のおかげで十分な水量があり、各地の河川で魚の活性が高くなっているようです。上流部ではイワナ、ヤマメに大いに期待が持てそうです。

新緑の木々に陽射しが遮られ、自然に包み込まれるような感覚は渓流釣りならではの味わいです。エントリーする際はクマや危険な生物などへの対策を忘れないようにしましょう!

一方、アユ釣りで人気の河川では、先週から水位が落ち着き始め、まとまった釣果が聞こえてきており、大きな川ではアユ師が立ち並ぶ光景も目にするようになりました。

まだ流れの強い場所では、垢の付きが戻っていないケースも多いようで、ポイントの見分けとオトリの流し方が釣果を分けていると思われます。
転倒などの事故には十分に注意して、夏を迎えた「香魚」の釣りを堪能しましょう!

岸壁&防波堤の釣り

三陸方面の各港湾では、ムギイカ(スルメイカの幼魚)が好調に釣れており、いつまで続くのか注目を集めています。
エギやフラワーを使用する釣り方がメインとなりますが、イカの回遊状況次第で、その日その時の状況によって狙うレンジもポイントも変わってきます。近くの釣具店で情報を仕入れてから釣り場に向かうようにすると、いいことが待っているかもしれません!

また、ファミリー釣りの定番、サビキ釣りの釣果が伸びてきています。アタリは朝夕のまづめ時に集中しますが、夏休みのお子様の思い出作りに夜のサビキ釣りを体験させてみてはいかがでしょうか?
アジ、サバ、イワシ、カマスなどの数釣りができる可能性が高く、きっとお子様の弾けるような笑顔と歓声に包まれることをお約束します!

サーフの釣り

マゴチのメッカとも呼ばれている宮城県南部のサーフですが、今年は黒潮が蛇行している影響なのか、例年に比べて水温が高く推移しています。シーズン当初はなかなかマゴチの釣果が聞こえてきませんでした。
しかし、宮城の各サーフでシロギスが過去最高と思われる釣れっぷりを示しており、束釣りを達成したツワモノもいらっしゃるようです。シロギスの好調さは日本海側の各サーフでも同様で、ほぼ全域でシロギスが爆釣しているようです。そんな中でオススメしたいのは、マゴチやヒラメを狙ったサーフフィッシングです。

使用するルアーはミノー、シンキングペンシル、メタルジグ、ジグヘッドリグ+ワーム、バイブレーションなど、様々なタイプで狙うことができます。
朝夕のまづめ時がゴールデンタイムとなりますが、日中でも凪であれば波打ち際を小型シロギスが移動する姿や、カタクチイワシなどのベイトとなる小魚の回遊を確認できるため、もっとチャンスが広がることとなるでしょう!

船の釣り

東北のみならず新潟でもマダイが狙い目となっており、型も数も期待が持てるようです。現在主流のタイラバ、ジギングのルアー釣りの他にも、伝統的なこませ釣りやテンヤ釣りも好調ですので、自分にマッチした釣り方を選んで釣行先を決めるのも良いでしょう!

また、タイ狙いでは嬉しいゲストのラインアップも豪華で、水深によってワラサ、アマダイ、ヒラメ、アカムツなどの高級魚が顔を見せてくれることも多くなります。

また、太平洋側の全域でヒラメ釣りがシーズンインとなっており、早くも1mに迫る座布団クラスの大物も釣れ始めています。
さらには三陸沖を中心としてスルメイカが釣れ盛っており、サイズこそ30cm未満の「ムギイカ」クラスが多いものの、200杯超えの爆釣も決して珍しくないようです。

数を釣るには従来からのプラヅノを使用した「サビキ釣り」が有効ですが、メタルスッテやイカメタルでも引けを取らない釣果が出ています。水深や潮流次第で使用するウエイトが変ることから、予約する際に持参する号数を事前に確認すると良いでしょう。

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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