宮城県女川町名物イベント【女川釣りフェス2024】開催!

令和6年6月16日(日)、宮城県女川町にて東日本大震災からの目覚ましい復興と、女川湾の資源の豊かさを広くアピールすることを目的とした「女川釣りフェス2024」[主催:東北電力、釣り東北社][共催:女川町、河北新報社、三陸河北新報社][後援:宮城県漁業協同組合女川町支所、女川町商工会、女川町観光協会、全日本釣り団体協議会、日本釣りジャーナリスト協議会]が開催された。
女川港沖を舞台にした「女川湾カレイ&アイナメ釣り大会」と、ファミリーが手釣りの仕掛けで様々な魚種の大物を狙う女川港名物「穴釣り大会」が併催され、まさに老若男女が魚信を逃さぬよう真剣な眼差しで竿先、あるいは指先に集中した。

閉会式前、船釣りの部と穴釣りの部の参加者が集結。来賓、特別ゲストの「りあくしょんバイト」のメンバーと一緒に、女川湾の最高の景色をバックに記念撮影

船釣りの部(女川湾カレイ&アイナメ釣り大会)

受付本部を設置した小乗浜漁港には、陽の出前から40名の参加者が続々と到着。受付を済ませた選手達は、抽選で決定した船と釣り座順に並び、午前5時45分から始まる開会式を待っていた。

開会式では女川町・須田善明町長の挨拶の後、釣りガール×アイドル「りあくしょんバイト」もゲストで登場、選手へ熱いエールを送った。

いざ、出船!

午前6時になり、各選手は6艘の船に分乗し、小社会長佐々木清治によるホーンの合図とともに各船が一斉にスタート! 船長も選手になんとか一杯釣ってもらいたいと、とっておきの実績ポイントへ向かっていった。

6艘の船に分乗
ホーンが鳴って、いざ、出船

その後、取材を兼ねたスタッフ船も出船。須田町長、りあくしょんバイトの桜衣音羽さん、矢那瀬カヲルさんら9名が乗り込み、こちらも気合い十分の様子。その中で好調だったのは須田町長。次々と本命のカレイを釣り上げて見事竿頭となった。

また、りあくしょんバイトのメンバーも指導を受けながら見事にカレイをゲット!

午前11時過ぎ、沖上がりの時間となり、各船は小乗浜漁港に帰船。到着した順番に各選手は、釣り上げたカレイとアイナメの総重量を計測した。

「穴釣り名人は誰だ?」

一方、もう1つのイベントが行われる女川港観光桟橋周辺の岸壁では、受付開始前から希望者が列をなしていた。午前6時30分に受付を開始したが、30分も経たないうちに定員の100名(20名×5組)に達する人気ぶり(定員オーバーで参加できなかった皆様には心よりお詫び申し上げます)。

「アイナメ&カレイ大物賞」「メバル&ソイ大物賞」「ハゼ&ギンポ&他魚大物賞」という3つの賞が設けられ、各組毎に該当者が表彰されたが、該当者がない場合はジャンケン大会で賞品をゲットできるとあって最後までハラハラドキドキ楽しむことができる。

1組の競技時間は30分、魚の活性が低い中、選手達は「穴」と手元の魚信に集中。MCを務めたのは彩恵みくさん(地元女川町出身)、水世桃愛さんの「りあくしょんバイト」メンバー2名。メバルなど底物を狙う作戦、表層~中層を回遊するサバなどの狙い方を、マイクを通してアドバイス。参加者が釣れると自分が釣ったかのように喜んで会場を多いに盛り上げ、岸壁には魚が釣れた歓声と、バラしてしまった嘆き声が響き、終始楽しい雰囲気に包まれていた。

表彰式(女川町まちなか交流館)

午後1時15分からの表彰式では、「りあくしょんバイト」によるサプライズコンサートで賑やかに華やかに幕が上がった。

主催者を代表し、東北電力・土田茂 執行役員女川駐在地域統括の挨拶があり、いよいよ各賞の発表へ。

東北電力・土田茂 執行役員女川駐在地域統括の挨拶

特別賞のシニア賞、ジュニア賞、ナメタ賞、カレイ大物賞、アイナメ大物賞表彰の後、ペアの部の入賞者が発表された。

ペアの部優勝【東北電力賞】の廣瀬潤・駿親子。プレゼンターは東北電力女川原子力発電所地域総合事務所・伊藤英一所長(左)
ペアの部準優勝【女川町観光協会賞】の小平繁・恵子ペア。プレゼンテーターは女川町観光協会・持田耕明会長(左)

続いて個人の部表彰。準優勝の阿部健司選手と第3位の音羽省吾選手との差は、500gもない大接戦。両者には藤原陽三陸河北新報社常務取締役よりトロフィー、賞状、賞品が手渡された。

そして栄えある個人の部優勝を飾ったのは、阿部雅章選手(東松島市)。両天ビン仕掛けを使用した積極的な誘いが功を奏し、大型アイナメやカレイを釣り上げ、7,751gの釣果はダントツの成績だった。同選手は「カレイ釣り歴40年になるが、いまだにカレイ釣りは難しく、そして楽しい。優勝できて嬉しい」と喜びを噛みしめながらコメントしてくれた。

須田町長から表彰された、個人の部優勝【女川町長賞】の阿部雅章選手(東松島市)
個人の部準優勝【河北新報社賞】の阿部健司選手(石巻市)
個人の部第3位【三陸河北新報社賞】の音羽省吾選手(大和町)。プレゼンテーターは三陸河北新報社・藤原陽常務取締役
優勝した阿部選手が代表し、「特養おながわ」齋藤俊所長に選手からの寄付魚が贈呈された。齋藤所長は「入所者は毎年食べるのも、さばくのもとても楽しみにしている」と、選手達にお礼を述べた

フィナーレとして船釣り、穴釣り2部門別のお楽しみ抽選会と、須田町長代表役による全員でのジャンケン大会が行われ、大盛況の内に幕を閉じた。

須田町長とジャンケン勝負!
最後の勝者は穴釣り部門に参加していた少年。高級カレイ竿を手にして最高のスマイル!

参加された選手の皆様、スムーズな大会運営にご協力頂いたスタッフの皆様、数多くの協賛を頂いた皆様、釣り場と表彰式を盛り上げて華を添えてくれた「りあくしょんバイト」の皆様、心より厚く御礼を申し上げます。

ご協力頂いたスタッフの皆様、ありがとうございました!

協賛釣り関係企業(順不同)

BMOジャパン、H.A.L、アイビック、エバーグリーンインターナショナル、オーナーばり、オンスタックル、がまかつ、クレハ合繊、ザップ、サンヨーナイロン、サンライン、シマノ、上州屋、スミス、ゼスタ、ソウルズ、太陽産業、竹乃皮屋、タックルハウス、谷山商事、釣研、ツネミ、デュエル、デュオ、東邦産業、ナカジマ、ハヤブサ、バリバス、ピュア・フィッシング・ジャパン、フォレスト、フジノライン、フジワラ、プロックス、ボナンザ、マルキユー、まるふじ、ヤマイ、ヤマリア、リトルプレゼンツ

「女川湾カレイ&アイナメ釣り大会」表彰者

【個人の部】
優勝・女川町長賞:阿部雅章(東松島市)7,751g
準優勝・河北新報社賞:阿部健司(石巻市)5,665g
第3位・三陸河北新報社賞:音羽省吾(大和市)5,170g
カレイ大物賞・全日本釣り団体協議会賞:菅松悟(仙台市)マコガレイ51cm
アイナメ大物賞・日本釣りジャーナリスト協議会賞:遊佐亨(石巻市)アイナメ49cm
ナメタ大物賞・釣り東北社賞:佐野光治(石巻市)ナメタガレイ49cm
シニア賞・宮城県漁業協同組合女川町支所賞:伊藤義治(利府町)
ジュニア賞・女川町商工会賞:茂木飛多知(塩釜市)
【ペアの部】
優勝:廣瀬潤・駿ペア(富谷市)4,980g
準優勝:小平繁・恵子ペア(仙台市)4,501g

「穴釣り名人は誰だ?」表彰者

【7時の部】
メバル&ソイ大物賞:木村ファミリー(女川町)メバル15.0cm
他魚大物賞:安部ファミリー(石巻市)サバ12.8cm
【8時の部】
メバル&ソイ大物賞:高橋ファミリー(大崎市)メバル13.0cm
他魚大物賞:三上ファミリー(仙台市)サバ12.7cm
【9時の部】
メバル&ソイ大物賞:清野ファミリー(東根市)メバル16.5cm
他魚大物賞:鈴木ファミリー(多賀城市)サバ11.7cm
【10時の部】
メバル&ソイ大物賞:該当者なし
他魚大物賞:松川ファミリー(石巻市)サバ12.0cm
【11時の部】
メバル&ソイ大物賞:伊藤ファミリー(栗原市)メバル15.3cm
他魚大物賞:木村ファミリー(女川町)アジ11.3cm
※穴釣りの「アイナメ&カレイ大物賞」は全部を通して該当者なし

※敬称略

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

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