週末釣り物予報(2024年5月11~12日)

ゴールデンウィークを境に釣り物が一気に増大、思わず心がワクワクするシーズンが始まりました!

上期のハイシーズン!

5月に入り、あらゆるフィールドで魚の活性が高くなってきました。4月までは釣り物の種類が少なく、人気が集中していたターゲットも徐々にフェードアウト。それと入れ替わるように今年の「初モノ」が釣れ始めています。そんな新たなフェーズを迎えている中で、今週末の釣果予報を大胆にお届けします!

内水面(湖・川)の釣り

今年は雪の少なさがどう影響するか心配されていましたが、各地の渓流でイワナ、ヤマメが好調です。エサ釣りのみならずルアーも活発に追っていますので、今週も期待が持てるでしょう。

【ヒメマス】それに加えて、青森県と秋田県の県境に位置する十和田湖のヒメマスが開幕しそうな予感がします。

アベレージサイズのヒメマスをメタルジグでキャッチ!

岸釣りでは6月20日までが遊漁期間となっているため、今から約1ヶ月間はアングラーの関心が高まることでしょう。昨年は日によって大きなムラがあり、全体的にはイマイチな釣果でしたが、一冬越してリセットされた湖水に銀ピカの魚体が躍動するかもしれません!

【シーバス】一方、各河川の下流部からサーフにかけては、小魚を活発に追うシーバスが暴れまくる気がします。昨年は5月中旬に日本海側でカタクチイワシの大きな群れが接岸し、マダイを含めシーバスのラッシュが見られました。

ベイトの回遊があればサーフでもシーバスが狙える!

サイズは小~中型がメインとなると思われますが、ベイトで腹がパンパンに脹らんだ個体も出る可能性があります。夜間~朝まづめが中心の釣りとなり、ウェーディングするケースもあると思われますので、滑って転倒しないよう足下には十分に注意しましょう。

サーフの釣り

【シロギス】日本海側ではシロギスの群れが波打ち際まで寄ってくると思われます。先週まではエキスパートでも1日で10匹釣るのがやっとという状況でした。しかし、最低気温が10度を上回る日が続いており、水深が浅く日中は陽射しで海水が温まりやすい波打ち際がチャンスゾーンとなることでしょう。

シーズン初期の連掛けはメッチャ嬉しい!

シーズン初期は遠投よりもチョイ投げで届く距離で釣れる確率が高くなっています。初級者にはスキルアップする絶好のチャンスだと思われますので、積極的にチャレンジしてみて下さい。

【ヒラメ&マゴチ】フラットフィッシュで人気の宮城県各地のサーフから、ポツポツとマゴチの釣果が聞こえてきています。また、秋田県や山形県のサーフからもファーストヒットの情報が入っており、そろそろサーフからのルアー釣りが盛り上がりを見せそうです。

60cmクラスのヒラメになると、ハードなファイトに魅せられる!

使用するルアーはまちまちで、「これじゃないと!」という決まったものはありません(笑)。ミノー、シンキングペンシル、バイブレーション、メタルジグ、ワーム、ショアラバなど、自分の好みと状況に応じたルアーセレクトがキモとなるでしょう。

港・防波堤

足場が良くてお子様連れのファミリーでも安心して釣りを楽しめるのが、各港湾の岸壁や防波堤になります。そこで手軽に狙えるのがサビキ釣りとチョイ投げ釣りです。

【アジ】サビキ釣りでは何と言ってもアジが主役。この時期は良型が交じることが多く、思わぬ大物に大歓声を上げて喜ぶお子様達の姿が目に浮かびます。

また、コマセを使わないスタイル、テクニカルでゲーム性が求められることなどから、若い世代ではワームを使用したライトタックルのルアー釣り、「アジング」が人気を博しています。

良型アジをゲット!その笑顔から「楽しい」が伝わってくる!

アジは朝夕のまづめ時は高活性になり、入れ食いになることもありますが、その時合いは長くても1時間程度ということもザラにあります。サビキ釣りにしてもルアー釣りにしても、トラブルなくスムーズな手返しで効率の良い釣りを心掛けましょう!

【アイナメ】岸壁や防波堤からのチョイ投げではアイナメが狙い目となり、足下の壁沿いや沈み根周が1級ポイントとなります。

ゴンゴンと伝わってくる手応えは堪らない!

仕掛けはブラーにアオイソメやワームを付けるのが簡単で、壁や根に沿ってユラユラ揺れながら沈むだけでアイナメに強烈にアピールします。着底したら少し止めて口を使わせる「間」を取ってから、竿先を軽くシャクって「リフト」させ、そのまま再び「フォール」させる「リフト&フォール&ストップ」が効果的です。

今年の磯ではクロダイが釣れ続けていますが、最近は嬉しいゲストの釣果も交じるようになってきました。

【磯マダイ】クロダイ狙いのタックルで「マダイにラインを切られた」という声も良く耳にします。良型マダイのパワーは、クロダイ仕掛けでは止められないこともあるため、マダイを専門に狙いたい場合はワンランク太い仕掛けにするか、若しくは遠投カゴ釣りなどの釣り方も一考の余地がありそうです。

男鹿沖磯などでは既に良型マダイが上がっている!

【メジナ】海水温が高まって安定すると、そろそろメジナも釣れ始めるタイミングです。メジナは上物と呼ばれるように、クロダイよりも表層に近いタナが狙いとなります。

昨年は絶好調だったメジナ。そろそろ始まりそうな気配!

まだフグ、アジ、タナゴなどのエサ盗りが多いようですが、本格的なシーズン開幕に向け、練習を兼ねてあえてメジナに絞ってコマセワークを磨いてみてはいかがでしょうか?

船(エサ釣り)

【カレイ】太平洋側ではカレイ釣りがハイシーズンを迎えています。特に岩手県久慈~宮古周辺の三陸沖で好調に釣れています。

マコガレイはどうやって食べても美味しい!

40cm超えの良型マコガレイに加え、35cm前後のムシガレイ、マガレイも数多く釣れており、太平洋側は今が絶好のチャンスとなっています。

【根魚五目】全域でアイナメ、カサゴ、ソイ類、メバル類の数釣りが好調です。

大物のカサゴ、クロソイは大迫力!

狙うポイントの水深や海底の状況によって狙う魚種が変りますが、船長の指示に従って底を意識しながら攻めてみましょう。また、使用するラインやオモリの号数、仕掛け、エサなどの情報も、船を予約する際に事前確認しておきましょう。

その他にも太平洋側では活きイワシエサのヒラメ釣りや、「ノドグロ」と呼ばれる高級魚アカムツも始まっています。

日本海側ではノドグロもシーズンイン!

場所によって釣れる魚も釣り方も多種多様ですので、情報網を広くして自分の興味のある釣りを実践してみて下さい。船宿、釣具店は力強い味方になってくれることでしょう!

船(オフショア)

【マダイ】全域でタイラバやジギングによるマダイゲームが、早くも活況を呈しています。マダイは勿論のこと、アマダイ、ワラサ、ホウボウ、ヒラメなど、様々な嬉しいゲストも積極的にアタックしてくるようです。

例年よりも一足早くマダイがスタート!

使用するメタルジグや鯛カブラのウエイトは、エリア、水深、潮流速度などによって変える必要があります。どんな状況でも対応できるように、MIN45~MAX200gを目安に幅広く揃えておくと良いでしょう。

大型連休が終わって観光客や遠征組も少なくなると思われます。各釣り場ではいつもの落ち着きを取り戻し、自分の釣りに集中できると確信しています。釣行計画を立てる際は天気予報を確認し、安全第一で楽しい釣りを満喫しましょう!

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釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

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「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

株式会社 釣り東北社
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