昨日解禁した秋田県サクラマス。解禁3日前の降雨、気温上昇により米代川、雄物川、子吉川の各河川増水、濁りが残る状況での解禁となった。既に解禁済みの福井県、新潟県、山形県の日本海河川が昨年よりも釣れている状況から、期待度も高かったが、その割りに…という全体的な印象である。
米代川の状況
米代川は平水より30~40cm高く、透明度は40cmと、サクラマスとの距離を詰めにくい状況で、釣果も昨年の半分くらいという声が多い。しかし、釣れるサイズが大きく、67~72cmというかなりの大型も上がったようだ。釣れたエリアは鷹巣から下流で、全体的にポツポツのため、どこが良いということはないが、あえていうと切石~工業団地のエリアだろうか。
1日午後7時現在、雪代が出て増水するはずの上流域の水位が順調に減っている。日中の気温が比較的低いのと、積雪量が少ないため雪代は出なかったようだ。これは明日2日はがっつり水位が落ちることが見込まれる。朝の時点で、二ツ井基準でいうと0.30台、午後には0.10台まで落ちるかもしれない。狙えるポイントが圧倒的に増え、サクラマスとの距離が詰まり、釣りやすい状況になる。ただ、一気に水位が下がるとサクラマスがナーバスになる場合も多いため果たして…。
60cmクラスの良型キャッチ!
D-SENSEフィールドスタッフ・加賀智哉氏レポート
ポイント選び
解禁日1週間前では過去最低クラス降雪で、雪が少なく雪代も相当早く常時出ており6月解禁のような水量だったので、渇水を想定したポイント選択でしたが、数日前に遡上のキッカケとなる恵み?我々にとってはイタズラ?とも言える降雨により増水、濁りが入りました。そこで水位グラフと過去のデータを照らし合わせ、下流域の増水に強いエリアに急遽変更し、2ヒット1バラシとバイトを得られました。
ルアー選択
基本的に自分はシャローレンジから徐々にレンジを下げてアプローチするのですが、濁りもそこそこあり、シャロー、MDでは反応が全く得られず、濁りの影響によりサクラマスがルアーの存在には気付いていないと睨み、ルアーはD-SENSE「ルート90ディープ」UVカラーをメインに、ストラクチャーにタイトにアプローチしてバイトを得られました。
ルアーアクション
水量が多く、濁りが強めの状況では、クロスからダウンにかけてはじっくりスローリトリーブでドリフトさせながらタイトにストラクチャーにルアーをぶつけるイメージです。水の押しが強い状況ではリトリーブが早いとレンジが入らずタイトに攻めれません。