実技教習を合格し、残すは一級基準の上級学科教習と試験!
初日教室に入ると、2級の学科教習では満席だったが、受講者は私を含めわずか4名。
最初から最後まで私と一緒だった大渕さん以外の2名は2級小型船舶免許所持者で進級狙いとのこと。個人的には2級取るなら1級まで取ったほうが絶対良いと思うが、2級止まりの人が殆どのようだ。
上級学科教習では、出航前の準備、気象・海象、エンジンの基本などより実践的な知識を学んだ。
さて、その後控える試験も含め、多くの先輩たちから「鬼門」と聞いていたのが「海図」。どれだけ難しいんだろうと思っていたら…!…!…!?
えっ!? これめっちゃ面白いんですけど!?
確かにすぐはできなかったが、基本的な仕組みを理解できたら元々理系な私には謎解き問題のようで非常に楽しかった。
上級学科試験では、2級学科試験よりも問題数が約1/3の14問と、試験勉強としては楽になる反面、1問の重みがあり逆に間違えられない。そのうち私にとっては得意となった海図は3問出るらしい。試験時間は70分あったが、勉強熱心な大渕さんは1時間も経たないうちに完了したようで早々に退室。私は2級学科試験と同様に確かめ算的に3回くらい解いてみる…と思ったが、2回位解いたところで手応えを感じ(いや飽きて)退室。
問題の答えは教室の入り口の所に貼ってあり、自己採点できる仕組み。
早速問題用紙に控えていた自分の答えと照らし合わせてみる…
こ、これは!!!!!!?
満点じゃん!!
2級学科試験では合格ラインだったものの、結構ミスがあって悔しい成績だったので、いわばリベンジを果たし超嬉しかった(といっても殆ど講師の高橋さんのおかげだけど)。
とはいえ正式な結果は分からないので、合格したかどうかは定かでない。でも、おそらくは…。
そして約2週間後、自宅にビーエルエス東北から書留が届いた!
その中身はまさに1級小型船舶免許!!!
やった~~~!
その免許をまじまじと見ながら思わずニヤニヤ。
夢は膨らむが、同時に船長としての責任もヒシヒシと感じる。
でも実際に出航する時はもっと緊張するんだろうな…。
さあ、あとは実践あるのみ!
(終)