岩手・秋田:編集部
昨夏のこと。編集部のガイドで、秋田県男鹿半島沖で五目釣りを体験し、すっかり釣りと秋田の魅力にハマった千葉県在住の岡村健史ファミリー。その際「次は真逆の冬に八郎潟でワカサギの氷上穴釣りをしてみたい!」と編集部にオファーがありました。
まさかの岩洞湖が…
その時は「任せて下さい!」と自信満々に答えたのですが、いざ冬を迎えたら記録的な暖冬。八郎潟は勿論、殆どのフィールドで氷上釣りができない非常事態。
「それでも本州最寒の地、岩手県岩洞湖なら大丈夫!」とたかを括っていたら、気温上昇と降雨が続いた影響でガイド2日前に氷上クローズ! まさか最終兵器も使えなくなるなんて…。
本当にしばらく茫然としましたが、気持ちを切り替えて再リサーチ。盛岡駅を起点にしていたため、初日は程近い岩手県八幡平市安比にある「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」(運営:エヌズ・ステージ)でクローラーバギー、スノーモービル、ソリでスリル満点な雪上アクティビティー。2日目は秋田県内陸部に移動してワカサギの氷上穴釣りと、予定を組み直したのでした。
初日は安比で雪上アドベンチャー!
午前9時過ぎ、盛岡駅に到着した岡村ファミリー。今回のアテンド役、秋田県在住の寺田耕也ファミリーがピックアップし、一路「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」を目指します。
同施設は、車などの乗り物で悪路や雪上を走破するアクティビティーや、サウナ付きのログハウス、ドームに宿泊でき、こだわりのランチやディナーも味わえます。勿論冬だけでなく、春は渓流釣りガイド、夏はキャンプ、秋はジビエなど、季節折々のアクティビティー、料理が楽しめます。
まずは前沢牛の特製ハンバーガーで腹ごしらえすると、一行はバギーに分乗し山道を越えて広々とした雪原へ移動。ここでバギー、スノーモービル、ソリなどの雪上アクティビティーを体験! フカフカな新雪をシャワーのように浴びては絶叫、歓声をあげ、適度以上の?スリルを楽しみました。
ベースキャンプに戻ると、冷えた体をサウナでじっくりのんびり暖める…と思ったら、ロウリュで楽々100度超えの激熱にした後、極寒渓流へダイブする過激なわんぱくぶり! これですっかり整ったようです???
ディナーでは牛、熊、鹿の柔らかジューシーな高級肉が目白押しで、おなかいっぱい堪能。
部屋に戻ってからは、子供達は疲れ知らずで旅行ならではのボードゲーム、テレビゲーム対決三昧。大人達は高級ワインでほろ酔いとなり、あっという間に夜は更けていきました。
2日目は念願の氷上穴釣り!
翌日。午前9時過ぎに安比を出発した一行は、東北道、秋田道を経由し、昼過ぎに秋田県内陸部湯沢市の山上湖に到着。薄暗い杉林を抜けると、待ちに待った結氷した湖がそこに! 湖の上、氷の上を歩く不思議な感覚に少しドキドキしながら、編集部が先に設営していたテントにイン! 外は風と雪でやや寒かったですが、テント内は風が当たらず、暖房も効いてその温かさにビックリ。
6人分、6個の穴。「この暗闇の穴からワカサギが出てくるのか…」と、皆の目の前の穴をまじまじと見つめます。編集部の手ほどきを受け、いざ釣りスタート! いきなり岡村ファミリーの健史さんが本命のワカサギゲット! その後も健旦くん、幸子さんも続く! 一方、寺田耕也・櫻・穂希ファミリーはアテンド役をわきまえ釣果は1匹とセーブ中?の様子。
魚探に魚影は映るのですが、日中の食い渋りの時間帯のためたまーに釣れる状況。でも、逆にこれで1匹1匹が貴重となり、釣れる度に釣った人を皆が拍手喝采で祝福。そしてこの釣ったワカサギを料理して、クライマックス、憧れの氷上天ぷらタイム! その美味しさに箸が止まらず一瞬でなくなりました(決して釣果が少なかったわけではありません。決して…)。
かくして、2日間にわたり岩手、秋田の冬のアクティビティーを堪能した岡村ファミリー。きっとまた釣りに行きたいって言うだろうな~と思っていたら、なんと今度のオーダーは「クロマグロ釣り」!? 小物から超大物への一気にステップアップ。いやー、素晴らしき岡村ファミリーの釣り欲です!
【取材協力:エヌズ・ステージ】