【連載】わっぱが何でもブラー釣り特捜隊Web Vol.10/初冬の秋田港はタチウオハント!

秋田/隊員T

前回に記事はこちら「Vol.4/三陸春の漁港編

わっぱが何でも釣り特捜隊の心得

1.ロッドを握っているだけで幸せ と思え!
2.ボウズを恐れるな!
3.釣りはカッコよくスタイリッシュに

I隊長

わっぱが特捜隊影のリーダー。色々な釣りに精通しているわっぱが隊長!

隊員T

秋田県秋田市出身51歳。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索しているわっぱが隊員。

隊員masa

秋田県にかほ市出身36歳。渓流ルアー釣りが大好きなトラウトアングラー。ハンドメイドで色々な物を作る器用さを併せ持つ。シンガーソングライターなど多彩な才能を併せ持ち、秋田の良さを誠意的に発信!(今回はお休み)

今回のお題!

今回のミッションは、夏休みを想定しての秋田北防波堤でブラー調査!

10月中旬某日(スマホでのやり取り)

I隊長:こどしも気づげばさみぐなってきたんしな(今年も気づいたら寒くなってきましたね)。

隊員T:んだがらっすよ。まかまかしてればあどゆぎ降るっすな(そうですね。油断しているともう雪が降りますね)。

I隊長:へば秋田港のタチウオもそろそろ良いんでねっすべが(そうすれば秋田港のタチウオもそろそろ釣れるんでないでしょうか)。

隊員T:んだどおもうっす。ちょごっと行ってみるんし(そうだと思います。少し行ってみます)。

I隊長:よろすぐお願いしまっす(よろしくお願いします)。

使用タックル

エギングタックル:エギングロッドにPE0.6号、ショックリーダー2.5号
フジワラ波止タチウオジグ

好釣なスタート!

例年11月前後に秋田港で釣れるタチウオ。指2~3本と小型サイズではあるがタイミングが良ければ数釣りも楽しめるので、ここ3年くらいわっぱが隊員Tはアタリを取る釣りが楽しく通っている。この連載はブラーフィッシングなのだが、ブラー発売メーカーのフジワラでは何とタチウオ専用「波止タチウオジグ」(テンヤ)も発売していたので、今回はドンピシャな設定でタチウオを狙うことに!

秋田港タチウオは夕方の時間帯はメタルジグやジグヘッドワームなどで沖へキャストして釣れるが、安定して釣れるのは日没後の暗くなったタイミング。キャストをしないで足下に落としても物凄くアタるので、初心者や未経験者にも超オススメな釣りなのだ!

タックル(道具)はライトタックルにタチウオテンヤ、テンヤにエサのキビナゴやイワシ、アジなど付けるだけの至ってシンプル。

波止タチウオジグ+イワシ

テンヤにエサを付けてワイヤーでグルグル巻いて後は足下に落とすだけ。ただタチウオは歯が鋭くリーダーが切れることが多いのでワイヤーリーダーを使用するのがオススメ。ワイヤーリーダーを付けると食いが悪くなりそうだが、使っていても普通にアタッてくるので、テンヤをロストしないためにもワイヤーリーダーを使用しよう。

もう一つ釣果アップをするアイテムとしては集魚灯を点けること。タチウオは灯りに集まるプラス、灯りに集まったエサとなるベイトフィッシングを寄せるためにも集魚灯はあった方が断然良い!

集魚灯で釣果アップ!

隊員Tは集魚灯を点けて準備していると近くの釣り人が早速タチウオを釣り上げているではないか! そそくさと準備をしてキャストをしないで足下にテンヤを落とす。まずは水深を把握するためにボトムに着くまでの時間を数える。3号のテンヤで1・2・3…と数え12秒でボトムに到着。ボトム付近でもアタることもあるが殆んどは中層から表層なので次の投入からは6秒数えて狙い始める。

釣り方は一定のスピードでただ巻きするだけと、これまたシンプルなのでお子さんでも狙いやすいのだ。ただ巻きでアタらない場合はアクションを付けてからのストップ、リフト&フォールなど色々ローテーションする。今回エサはオーソドックスなキビナゴにプラスしてイワシも用意してみた。釣りは色々と試したほうが面白い。

エサ持ちなどのトータル面ではキビナゴががベスト。イワシやアジなども状況に応じて使ってみたい!

そして程なくして中層からただ巻きで狙っているとダイレクトなアタリがありヒット! グイグイと引く魚の正体は…。本命のタチウオ! 一年ぶりの再会に喜びまずは一安心。

指2本クラスのタチウオ!


面白過ぎるほどのアタリがっ!

隊員Tはまだたかだか3シーズンくらいの経験なので殆んど分からないに等しいが、タチウオは1匹釣れるとしばらく連発するように思える。それを裏付けるかのようにその後はアタリの連発。アタッても乗らないことが多いタチウオだが、それがまた面白い。繰り返していると次々とタチウオが釣れ続いた。

エサは通常のキビナゴは比較的エサ持ちは良いが、試しに買ってみたイワシのほうがアタリが多いように感じられた。が、柔らかくエサ持ちが悪いのでアタリがあるとその都度交換しないといけない。エサではなくワームでも釣れるので色々と試してみるのも面白い!

昨年のテンヤにワームでの釣果。テイルがブルブル震えるシャッド系に好反応!

このサイズが短時間で多数ヒットするから面白い!

使用するテンヤの重さは釣れるタチウオが小さいので軽い方がアタリが出やすい。基本的には2~3号、重さでいえば7~12gくらいが釣果を伸ばしやすい。足下ではなく沖目を狙う場合はやや重い10~20gくらいでもOK。沖を狙う場合は中層から上の層をただ巻きやリフト&フォールで狙う。フォールでのアタリが多いので油断せず、アタッたら即アワセを入れる。

当日最大の指2.5本クラスは引きも凄い!

今回は初冬限定のお楽しみ秋田港タチウオを狙ってみたが、アタリが多くて面白過ぎて病みつきになること間違いなし。釣り方もシンプルで難しい事は何もないので超絶オススメな釣りだっ! 塩焼きやフライにしても美味しいので晩御飯のおかず追加に最適! 11月いっぱいは釣れると思うので是非楽し過ぎるタチウオ釣りにチャレンジしてみてはいかがだろう!

2時間弱でこの釣果!

取材協力/フジワラ

WRITER

佐々木武

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秋田県秋田市出身50歳。本誌時代よりの連載「わっぱが何でも釣り特捜隊」シリーズの隊員Tとしてもお馴染み。下手っぴながら色々な釣りにチャレンジしており、釣りの楽しさを伝えようと日々模索している。
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