連載「一級小型船舶免許取得までの道」その5/実技教習(1日)

3日目は、いよいよ実際に船に乗っての操船などを学ぶ実技教習(スケジュールの選び方で学科教習より先に実技教習をやるパターンもある)。


ハンドルを右に切れば右に、左に切れば左に曲がるあたりは車と同じだが(船舶では舵を切る、変針と呼ぶ)、ブレーキペダルがない、ニュートラル(中立)を多用する、右側航行など車とはかなり異なる。意外に一番戸惑ったのはシフトレバーの操作。オートマ車の場合はN(ニュートラル)を基準にすれば、シフトレバーを下げて前進のDに入れ、逆にR(バック)は前に倒すが、船舶ではそれが逆になる。30年もの間運転してきた癖はさすがに根強く、「どっちだっけ?」と一瞬考えてしまう。ただ、船舶では道路というものがなく360度どこからでも他の船が接近している可能性があり、前進、後進、減速、増速、変針する際にはよく周囲を確認する間が必要であり、またあまり咄嗟にシフトレバーを変えることはまずないので(そうなった場合には船では既に手遅れ)、慣れるまで時間がかかってもそれほど影響はなさそうだ。


操船のほうは楽しく、離岸、着岸、蛇行、救助などそれなりに早く覚えることができた。しかし、法定備品と船体点検などで順番や固有名詞が覚えきれず、実技試験でもしどろもどろになってしまった。実は、実技教習はただ操船するだけだから予習なくても大丈夫だろうと思い込んで痛い目にあった。他の方はちゃんと予習してきた感ありありで反省した次第。


それでもビーエルエス東北スタッフのおかげでなんとか実技試験もクリア! さあ、あとは2日間で一級基準の上級学科教習と試験を受けるのみ!

実技教習は秋田マリーナで行った
コンパス方位は???
緊張気味の人
一緒に実技教習を受けた3人と、ビーエルエス東北代表の高桑さんと共に。試験は手応えあり!のポーズ!?

問い合わせ先:ビーエルエス東北
〒011-0945秋田県秋田市土﨑港西一丁目10-45ベイパラダイス2階
グーグルマップ
TEL:018-816-0712

WRITER

釣り東北WEB編集部

株式会社釣り東北社

記事一覧へ

「釣り東北WEB」の運営、取材、撮影、編集、映像制作をメインに行う。他、ワカサギの穴、トラウトステージといった東北で人気ジャンルの別冊を刊行。

株式会社 釣り東北社
〒010-1617 秋田市新屋松美ガ丘東町7の4
TEL 018-824-1590
https://tsuri-tohoku.com/

記事を探す

魚種から探す