MENU

好天のGW サーフのキス釣りスタート! 山形編

山形県鶴岡市の由良海岸。この美しい風景を眺めながらキスのアタリを待っていると、日常を忘れて没頭できて心が洗われる

 令和5年のゴールデンウイーク中盤は絶好の晴天に恵まれ、各地の観光地、行楽地、そして各釣りスポットは大勢の人出で活況を呈していた。

 そんな中で初夏のサーフの主役、シロギスの美しい姿を求め、山形~秋田の海岸線を巡ってみた。

 取材初日は宮城県から全国でも屈指のキャスター、雫石昭一氏、芳賀弘史氏、そして地元の山形県鶴岡市から菅原広和氏にご同行頂き、一緒に竿を並べながら情報交換を行うと共に、山形県内の有力なシロギスポイントに足を運んだ。

 待ち合せた鶴岡市由良海岸では、残念ながら誰もアタリをキャッチすることができず、大きく場所移動することに。

 そして酒田港内にある大浜海岸に入ってみた。すると開始早々、雫石氏が見事に2連掛けを披露! 16~17cmと納得サイズのファーストヒットに全員にヤル気スイッチが入った。

「まだ早いんじゃ…?」という同行者の疑念を晴らす連掛け。さすが東北投げ釣り界の重鎮!

 しばらく大浜で粘ってみるもアタリが遠退き、さらには近くにジェットスキーなどのマリンスポーツを楽しむ人も居て、ポイントの移動を決定した。

 次に向かった先は遊佐町の観光スポット旧青山本邸近くの青塚海岸まで北上した。ここでは波打ち際からドン深に見える位置にクーラーを置いた、芳賀氏に良型の本命がヒット!

このクラスのサイズになるとアタリと手応えがハンパない! これもまたシロギス釣りの醍醐味の1つ

  さすが宮城県、いや東北を代表する皆さん。どこに行っても釣れそうなポイントを探し出す眼力がある。そして地元の菅原氏も1投目に良型交じりでダブルヒット!

いきなりの釣果に満面の笑み。 これだからキス釣りは止められない! 身体が大きいからキスが小さく見えてしまう(笑)

 東北の名手が揃い、多少しり込みしていた編集部にもやっと今季初のアタリ! しかし山形県ではリリースサイズと決められている12cmを少し超えただけのカワイイサイズ。一応初モノに出逢え、ボウズも逃れ、ホッと一息…(笑)

 続いて青塚から北に続く遊佐十里塚海水浴場に移動。ここには砂浜から沖側に伸びるヘッドランドがあり、そのテトラ回りが絶好の狙い目になる。

朝夕のまづめ時にはテトラ回りでアジングも可能。車で乗入ができるものの、天候の急変には要注意!

すると開始早々またもや芳賀氏にヒット! 続いて雫石氏にも連でヒット!

雄大な鳥海山をバックに、気分も最高! 雫石氏のビッグさに鳥海山もタジタジ…(笑)

 ここでも出遅れた編集部、自分だけ釣れないという焦りが…。しかし、微かなアタリをキャッチして、僅かな望みを託しながら回収してみると…

100%リリースサイズのキス(笑) 嬉しいやら恥ずかしいやら…

 こうして山形県庄内サーフを巡る今年の初キス釣りは無時に終了。昨年の晩秋以来となる久々のシロギスの感触を存分に堪能。全員に釣果があって天候にも恵まれ、最高に気分の良い1日となった。

 山形県のシロギス釣りのシーズンインは、例年通りであればGW明けの由良海岸方面を皮切りに一気に北上する。しかし今年は西風が強く吹き付ける日が続き、シロギスの群れが水深のある酒田港内に退避して入った可能性があるようだ。それでも今回は1~2週間早い時期に釣果を出すことができて、今季のシロギスは好調になる予感がした。

 晴れ渡った青空の下、他の釣りでは絶対に味わうことのできない超遠投の豪快さと爽快感。そしてあのキラキラ輝くボディーから発せられる繊細かつ強烈なアタリ。その釣り味に魅せられて、この時を待ち侘びているキャスター諸氏もかなり多いことだろう。

 また、シロギスはチョイ投げでも良く釣れて美味しく食せる食材。ファミリーや仲間内でのキャンプやアウトドアのシーンに、サーフからの投げ釣りを加えてみてはいかがだろうか? きっと素晴らしい体験となり、クセになることは間違いないだろう。

 秋田編につづく…

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次