3月に入ってから岩手県宮古市~釜石市周辺の各港湾にマイワシの大群が押し寄せている。

地元釣具店「つり具オヤマ」さんによると、親潮に乗って三陸沖に冷たい海水温の塊が流入し、マイワシは温度の高い水域を求めて、小河川の流れ込みなどに集結したのではないかとのこと。

目の前に魚群が見える状況は、釣り人にとって滅多にないチャンス。取材した平田漁港ではマイワシを釣り上げて歓声を上げて喜ぶ子供たちの姿も見えて和やかな雰囲気だった。

この状態がいつまで続くのかは予想が付かないものの、この時期の三陸方面では決して珍しいことではなく、むしろ地球温暖化の流れをリセットする効果も考えられ、三陸ならではの生態系の維持が見込めるのではないだろうか。
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