5月20日のキタボー、俺ならこう釣る!(ファミリー版)

○お勧めの釣りその1「サビキ釣り」
・ターゲット/20cm前後のサバ、イワシ、アジ。
・ポイント/ここ1~2週の状況を見ると、男鹿向きのほうが安定しています。どこでも釣れる可能性はありますが、潮目が防波堤につながっている場所が狙い目です。
・仕掛け/ピンク系のスキンタイプが無難ですが、ルアーフィッシング感覚で白バケ、オーロラなどの各タイプも用意し、食いが良い仕掛けを見つけるのがベスト。針のサイズは6~7号。コマセカゴにオモリが付いたタイプが使い勝手も良いです。
・タナ/基本は竿下でオモリを一旦底に着けてリールを2回巻いた辺り。タナによって魚種やサイズが変わることがあるので、たまに上層から下層まで探るのも良いです。
・コツ/とにかくアミエビやアミ姫といったマキエサが命で、これをケチると釣れません。これは魚を寄せるのは勿論ですが、マキエサの中に針が付いたサビキを紛れ込ませないと魚に偽物だと見破られ、なかなか食いつかないからです。半日釣るならアミエビブロック3kg、アミ姫なら3パックは欲しいです。特に最初は魚が寄せる必要があるため、10秒に1回コマセを補充するくらいのつもりで仕掛け投入→竿を何度か強くあおってコマセを出す→コマセ補充を、手返し良く10回くらい行います。そのためにはコマセ補充の時は竿を地べたに置くとどうしても手返しが悪くなるので太ももとふくらはぎに竿を挟みながらコマセを補充すると圧倒的に早いです。ファミリーなら竿持ち担当、コマセ補充担当と手分けすると良いですが、針先には十分気を付けましょう。
・料理/サバ、イワシ、アジ共にサイズ的にはフライに丁度良いです。骨が気にならない人は2枚おろしで熱をあまり通さずフワフワ感重視。お子さんなど気になる人は、中骨だけ取って低温で揚げてから高温で揚げる「二度揚げ」し、スナック感覚で骨まで食べられる料理方法がお勧めです。

○お勧めの釣りその2「投げ釣り」
・ターゲット/15cm前後のキス、30cm前後のカレイ(マコガレイ、マガレイ、イシガレイ)、30cm前後のカナガシラ。まれにマダイ、クロダイも釣れています。
・ポイント/ここ1~2週の状況を見ると、男鹿向きの300mから先のほうが安定しています。
・仕掛け/市販の投げ釣りキス仕掛けで、針は8~9号程度がマッチします。エサはアオイソメで、キス狙いの時は食い込み重視で1匹を3~4cm程度に切って各針に付けます。カレイやカナガシラ狙いの時はエサにある程度ボリュームが必要なので1針に1匹を半分に切って2本掛けします。オモリは竿にもよりますが、セットものなら10号程度、天秤は10cm程度が良いでしょう。
・コツ/ある程度混雑が予想され、正面くらいしか投げられない状況だと思います。そんな時は投げる距離を変えてみると良いでしょう。それほど魚の活性が良くなく追って食う感じではないので、一気に沖へ投げて手前に探ってくるよりも、定点的に距離を変えて食い込みを長く待つ釣りが良いようです。ハリスが細い仕掛けなので、もし30cmを超えるような大物が掛かったら無理に抜き上げず、タモですくって下さい(タモがない場合は監視員や近くのタモを持っている人にヘルプ!)。
・料理/キスはやはりフライか天ぷらに。カレイは30cmを超えるようなら5枚におろし、2日寝かせてからの刺身、あるいはコブ締めがお勧めです。ちなみに、キスの中骨とカレイの各鰭は二度揚げでバリバリと食うのがお勧め。カナガシラは煮つけやフライ、頭や骨は味噌汁の出汁にするのがお勧めです。

(記事:釣り東北社 代表 伊藤克朗)

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